ヘッジファンドとはどんな相場でも利益を稼ぐ運用の猛者たち

ヘッジファンドとは富裕層や機関投資家から多額の資金を集めさまざまな投資商品・投資戦略を用いて運用することで高い利益を追求、稼ぎ出した利益を投資家たちに再分配する運用会社のことです。

仕組みは投資信託と似ていますが、その実態は似て非なるもの。

世界には31年間で400万倍のリターンを稼ぎ出したヘッジファンドも…

その運用者たちは億を超える年収で運用を任される精鋭揃いでした。

ヘッジファンドとはどんな相場でも利益を稼ぐ運用の猛者たち

ヘッジファンドとは利益追求型ファンド

ヘッジファンドとは複数の大口投資家から資金を集め、まとまった資金をそれぞれの戦略に基づいて様々な投資商品に分散投資するファンドです。

ヘッジファンドとは

レバレッジと空売りを駆使し、上昇相場はもちろん下落相場でも高い収益を稼ぎ出します。

ヘッジファンドによる株の大規模空売りによって株価が急落するケースが多々あることから、株価上昇に期待して該当銘柄を買っていた個人投資家からは嫌われることがしばしば。

しかしヘッジファンドに投資していればマーケットに大きな影響力を持つヘッジファンドの収益力を味方につけることが出来ます。

同様に投資家から資金を集めて代わりに運用する仕組みとしては「投資信託」の方が一般的ですね。

ヘッジファンドと投資信託の間には似ているようで明確な違いが存在します。

ヘッジファンドと投資信託の違い

ヘッジファンドの仕組みは一般の投資信託と似ているものの、明確な違いが以下の3点。

  1. 最低投資金額
  2. 投資戦略
  3. 投資対象

投資信託よりも投資のハードルは高いものの、期待できる投資利回りは比べ物になりません。

大口資金を集めて運用

ヘッジファンドは富裕層や機関投資家など、まとまった資金を投じられる層から資金を募ります。

ファンドによって最低投資金額は大きく異なり100万円~1億円を超えるものまで。

出資者を大口投資家に限定することで、少ない顧客の管理で大きな資本を運用することが可能になります。

また、国内の法律では1つの私募ファンドあたり出資者は49人までと規定されています。

投資元本が大きい方が得られるリターンも大きくなりやすいため、1人の投資家あたりの出資金を引き上げるのは理に適っていますね。

ファンドに集まった巨額の資金はファンドごとの様々な投資戦略で積極的な収益獲得を目指します。

“絶対収益”で下落相場でも稼ぐ

ヘッジファンドの投資戦略の特徴と言えば「絶対収益」。どんな相場でも利益を狙います

一方で投資信託のファンドの1つ、インデックスファンドは対象(ベンチマーク)とする株価指標を上回る収益を目指し、少しでも株価指標のパフォーマンスを上回れば御の字です。

こういった収益目標の定め方を「相対収益」と呼びます。

一方、絶対収益型のヘッジファンドは株価指数が上昇しても下落しても買いと売りを駆使して収益を稼ぎます。

ヘッジファンドの絶対収益モデル

相場に関わらず右肩上がりの収益が期待できるのがヘッジファンドの強みです。

関連記事:ヘッジファンドの投資戦略

一見、積極的な投資戦略は高リスクのように見えます。
しかしリスク分散も欠かさないのがヘッジファンドと呼ばれる所以です。

投資対象は株~不動産まで様々

ヘッジファンドの投資対象は株や為替などの現物だけに留まらず、先物を含む多種多様な資産を売買します。

そもそもヘッジファンドの「ヘッジ」とは変動リスクを加味して、投資先を分散することでリスクを抑えること。

株などの伝統資産と呼ばれる投資商品だけでなく、デリバティブ(金融派生商品)も投資対象としています。

また、近年注目されている「仮想通貨」やヘッジファンドそのものを投資対象とする「ファンド・オブ・ファンズ」など投資先は実に多岐に渡ります。

この他ヘッジファンドと投資信託の違いは別記事で詳細に解説します。

多様な戦略、多様な投資商品に巨額の資金を分散投資して高い収益を狙うヘッジファンド。

実際の運用を担うファンドマネージャーは一体どんな人物なのでしょうか……?

ヘッジファンドマネージャーは実力者揃い

ヘッジファンドで資金の運用を任されるファンドマネージャーのポジションに就く人は、並みの実力者ではありません。

世界の長者番付にも名前を連ねるジム・シモンズ氏、レイ・ダリオ氏を例にその実力を探っていきましょう。

ジム・シモンズ:資産2兆4千億円

ジム・シモンズ氏はヘッジファンド「ルネサンス・テクノロジーズ」の創業者。

現在では2兆円を超える資産を保有している億万長者です。

元数学教授であり、40歳でトレーダーに転向したシモンズ氏は機械取引における数学的モデルとアルゴリズムを開発。

その後も数学的アプローチを追求し、ファンドに招き入れるのは金融市場経験者ではなく数学者や機械学習研究社、物理学者、天文学者など。

にもかかわらずシモンズ氏のヘッジファンドは1988年以降平均年利66%、31年間で400万倍のリターンを稼ぎ出しました。

金融学の知識はほとんどない状態で転身したにも関わらず「現代金融史上おそらくもっとも成功したトレーダー」とまで呼ばれるシモンズ氏。

ヘッジファンドマネージャーの中でも群を抜く存在です。

レイ・ダリオ:資産2兆円

レイ・ダリオ氏は世界最大のヘッジファンド「ブリッジ・ウォーター」の創業者。ヘッジファンドの帝王と呼ばれる男です。

彼が採用している資産配分戦略「オール・シーズンズ戦略」は黄金のポートフォリオと呼ばれ、世界中の投資家に取り入れられています。

また、レイ・ダリオ氏が新たにポートフォリオに組み込んだ投資商品は世界中の投資家やメディアから注目され、その情報は瞬く間に世界に広がります。

例えば2021年5月25日にはレイ・ダリオ氏のビットコイン保有が判明。世界各国の金融メディアが一斉にこのニュースを取り上げました。

2021年6月現在ではGoogleで「dalio」と入力するだけで「dalio bitcoin」が検索候補の最上部に表示されるほど。

レイダリオの検索候補にビットコイン

いかにダリオ氏の投資動向が市場から参考にされているか分かります。

ヘッジファンドは精鋭部隊

日本国内にもヘッジファンドは無数に存在します。

そのファンドマネージャーになるのは、証券会社や銀行、運用会社で突出した成績を残した猛者たち。

ヘッジファンドマネージャーの平均年収は数千万~数億円とされていますが、運用成績によってその額は跳ね上がります。

かつて年収100億円を稼ぎ日本の納税額ランキング1位に躍り出た無名の人物が、蓋を開けてみればヘッジファンドマネージャーだったということもありました。

年収数億円をもらえるほどの運用成績を残せる限られた人間だけが在籍するヘッジファンド。精鋭ぞろいの組織です。

そんなヘッジファンドへ投資すると、期待できるリターンも当然ながら高くなります。

ヘッジファンド投資は利回り10%超

平均的なヘッジファンドの利回りは10%を超えます。

一般的な投資信託の利回りが3~5%ほどと考えると、倍以上のリターンが期待できることになります。

ただし投資信託は100円から運用できるのに対し、ヘッジファンドは少なくとも100万円から。数千万~数億円を最低投資額とするファンドもあります。

まとまった資金を運用できる方に限定された運用方法ですが、ヘッジファンド投資ほど効率的な資産運用はそうそう見つかりません。

ヘッジファンドの購入方法は一般の投資商品とは異なり特殊なルートをたどる必要がありますが、興味があれば検討してみてください。

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