テンバガー

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株価10倍になる銘柄を意味する「テンバガー」。

テンバガーを掴めれば、投資した金額の桁が1つ増えて返ってくることになります。

そんな株価大化け銘柄を掴むには、テンバガーになりやすい銘柄の傾向から有望株を絞り込むこと。

7つあるテンバガーの共通点、あなたはいくつ知っているでしょうか。

テンバガー投資 今日からできる10倍株の掴み方

テンバガー銘柄の特徴

過去にテンバガーを達成した銘柄を分析すると、そのほとんどに複数の共通点が見つかります。

その中からテンバガー銘柄の特徴と傾向が分かる7項目をクイズにしました。

10倍株を掴むうえで前提となる条件を把握できているか確認してみてください。

※各回答・解説データは2018年~2020年の3年の間に年間で株価10倍を遂げた全23銘柄をもとに作成しています。

  1. テンバガーになりやすい銘柄の上昇前の株価はいくらぐらい?
  2. 回答・解説

    回答:700円以下
    該当率:78%

    解説:株価が低い銘柄は少ない資金から購入できるため、多くの投資家に売買されやすく株価が動きやすい。

  3. テンバガーが誕生しやすいのは東証1部?2部?それとも新興市場?
  4. 回答・解説

    回答:新興市場(マザーズ・ジャスダック・地方取引所)
    該当率:70%

    解説:新興市場の銘柄はベンチャー企業が多く、成長余地が大きい銘柄が多いため株価大化けしやすい。

  5. テンバガーになりやすい会社の規模(時価総額)は大きい?小さい?
  6. 回答・解説

    回答:時価総額100億円以下
    該当率:87%

    解説:時価総額の低い銘柄は今後の成長余地が大きい企業が多く、株価大化けの可能性が高い。

  7. テンバガーになりやすい会社の業績は好調?赤字?
  8. 回答・解説

    回答:増収増益or黒字転換
    該当率:78%

    解説:株価は企業業績に伴って上昇することが多く、直近決算で業績が大幅に伸びている企業か赤字から黒字転換した場合の株価に与える影響が大きい。

  9. テンバガーになりやすいのは株式数が多い企業?少ない企業?
  10. 回答・解説

    回答:発行済み株式総数1,500万株以下
    該当率:70%

    解説:株式数が少ない銘柄は売買できる株の数が少ない分希少性が高く、株価が短期で吊り上がりやすい。

  11. テンバガーになりやすいのは個人が取引できる株(浮動株)が多い企業?少ない企業?
  12. 回答・解説

    回答:浮動株数200万株以下
    該当率:65%

    解説:浮動株数とは、発行済み株式総数の中で一般の投資家が売買できる株の数を指す。
    浮動株が少ない銘柄は売買できる株の数が少ない分希少性が高く、株価が短期で吊り上がりやすい。

  13. テンバガーになりやすい会社の筆頭株主は誰?
  14. 回答・解説

    回答:社長または親会社
    該当率:60%

    解説:筆頭株主(株式を1番保有している人)が社長や親会社の場合、企業経営における意思決定スピードや事業成長の速度が早いと考えられる。
    企業の成長速度が早いとそれに伴って株価も急速に上昇しやすい。
    少なくとも20%以上の保有率が望ましい。

これらの条件はどれも株価の動きやすさや企業成長の幅、速度に通ずるものです。

多くの共通点に合致する銘柄が見つかれば株価大化けの可能性が高いと期待できます。

実際に2019年に株価15.9倍を達成したホープ(6195)を見てみましょう。

テンバガー銘柄ホープ(6195)引用元:SmartChartPLUS「ホープ(6195)」より

銘柄名 ホープ(6195)
安値 900円(現在の株式数に換算すると225円)
市場 マザーズ
時価総額 12.5億円
業績 赤字予想から大幅黒字転換
発行済み株数 約140万株
浮動株 約40万株
筆頭株主 関連会社
社長は第2位大株主(保有比率21.5%)

株価が若干700円を上回っている点を除けば、全ての大化け株の条件に合致しています。

投資ハックでもテンバガーの特徴に多く当てはまる次期有望銘柄を調査してみました。

2022年のテンバガー候補

毎年、年末や年初には次なるテンバガー候補株の予想があちこちのメディアで行われます。

リサーチしたところ大手メディアや有名投資ブロガーのテンバガー予想、合わせて116銘柄もの10倍株候補が見つかりました。

さらに投資ハック流テンバガーの選定条件に当てはめて厳選した結果、上昇可能性が高い銘柄は以下の5つ。

テンバガー候補 株価 テーマ 時価総額
トヨクモ(4058) 2,359円 クラウド
災害対策
テレワーク
約240億円
WACUL(4173) 2,096円 DX
AI(人工知能)
SaaS
マーケティング
データ解析
約148億円
ニューラルポケット(4056) 2,938円 スマートシティ
エッジコンピューティング
デジタルサイネージ
約419億円
KIYOラーニング(7353) 1,380円 通信教育
人材育成
ICT教育
企業研修
約93億円
カラダノート(4014) 1,647円 妊娠出産育児
DX
約102億円

※2021年10月1日時点

2022年テンバガー候補各銘柄の魅力や期待点は別記事で詳しく解説します。

※本記事でご紹介する個別銘柄や関連情報は、投資の勧誘および個別銘柄の売買を推奨するものではありません。

過去のテンバガー銘柄の一覧

2020年~2018年の過去3年分のテンバガー銘柄を一覧にします。

全23銘柄のほとんどが上に挙げたテンバガーの特徴に合致。

年によって多少の特色はあれど、例年同様の特徴をもった銘柄が株価10倍を達成しています。

2020年のテンバガー達成銘柄一覧

2020年は3月に市場全体の株価が落ち込み、大底から急速に株価を戻した上で歴史的高値を追いかける形になりました。

3月の底値から12月にかけての市場全体の株価上昇に伴い、テンバガーを達成した銘柄も例年から大幅増加。
全15銘柄が株価10倍となりました。

2020年のテンバガー銘柄は下記の15銘柄。
※上昇率の高い順

銘柄 上昇率(倍) 2019年安値 2019年高値
テラ(2191) 23.6倍 92円(3/13) 2,175円(6/9)
BASE(4477) 22.3倍 774円(3/13) 17,240円(10/8)
ダントーHD(5337) 18.4倍 58円(3/13) 1,065円(10/7)
すららネット(3998) 13.7倍 682円(3/13) 9,350円(10/14)
不二硝子(5212) 12.4倍 330円(3/13) 4,100円(11/18)
ケアネット(2150) 12.0倍 537円(3/19) 6,420円(12/2)
サイバーリンクス(3683) 11.8倍 334円(3/13) 3,925円(12/2)
プロルート(8256) 11.5倍 47円(4/7) 538円(6/9)
不二精機(6400) 11.1倍 150円(3/13) 1,670円(12/14)
チェンジ(3962) 10.9倍 585円(4/3) 6,390円(9/28)
Jストリーム(4308) 10.7倍 638円(3/13) 6,840円(12/3)
ベガコーポレーション(3542) 10.7倍 398円(4/6) 4,265円(8/5)
クレアHD(1757) 10.5倍 19円(4/23) 200円(7/6)
GMOグローバルサインHD(3788) 10.3倍 1381円(3/19) 14,210円(10/15)
松屋アールアンドディ(7317) 10.3倍 805円(4/7) 8270円(11/27)

テンバガーが多く生まれた2020年の傾向を知ることは、次なるテンバガーを予測する上で役立ちます。

2019年のテンバガー達成銘柄一覧

2019年は比較的テンバガーの少ない年になりました。
その数は3銘柄。

※上昇率の高い順

銘柄 上昇率(倍) 2020年安値 2020年高値
ホープ(6195) 15.9倍 225円(1/4) 3,585円(12/20)
レアジョブ(6096) 14.5倍 217円(1/4) 3,145円(12/23)
REVOLUTION(8894) 10.5倍 8円(2/20) 84円(11/12)

テンバガー達成銘柄が少ない2019年は仕手筋の介入と見られる動きもありました。

2018年のテンバガー達成銘柄一覧

2018年は5銘柄がテンバガーを達成。

※上昇率の高い順

銘柄 上昇率(倍) 2018年安値 2018年高値
エムティジェネックス(9820) 23.9倍 1,921円(2/13) 45,950円(9/25)
ALBERT(3906) 13.9倍 1,200円(2/06) 16,730円(11/29)
オウケイウェイヴ(3808) 13.4倍 600円(1/04) 8,060円(5/07)
地域新聞社(2164) 11.6倍 431円(1/10) 5,000円(11/6)
エクストリーム(6033) 10.3倍 611円(5/21) 6,290円(8/30)

直近3年の中では安値日と高値日のばらつきが多かった2018年。

株価急騰の要因となるテーマ性も銘柄によりそれぞれです。

株価10倍を達成する銘柄の基本的な特徴はテンバガーのスクリーニングで絞り込める通り例年ほとんど同様です。

しかしその年によって市場の注目を集める銘柄のテーマや要因は様々。

次なるテンバガーはどんな銘柄か、スクリーニングした銘柄の中から期待値の高い銘柄をピックアップします。

未来を読むには過去を知ること

未来のテンバガーを掴むには、まず過去のテンバガーの傾向を知ることが役に立ちます。

過去のテンバガーを分析することで、多くの10倍株に共通する特徴も見えてきました。

それらの特徴を活かすとテンバガー候補をスクリーニングで抽出することも可能。

次なるテンバガーを掘り当ててみてください。

テンバガーとは

テンバガーとは株価10倍もの大化けを遂げる銘柄のこと。

英語では”ten bagger”と書き、野球の10塁打を意味します。1試合で4塁打(ホームラン)を2本と2塁打を打つぐらい凄まじい価値があるという意味です。

仮に100万円をテンバガー銘柄に投資できれば、たった1度の売買で1,000万円に。
さらに2回目のテンバガー発掘で億り人達成ということになり、投資家の夢を体現してくれる銘柄です。

そうは言ってもあくまで理論上の話。そんなうまい話あるわけ…

そう思われるかもしれませんが、実は2020年には15もの銘柄が1年経たずして株価10倍を達成しています。

過去のテンバガーを分析すると意外と10倍株の発掘は難しいものではないことが分かってきます。

そんな「テンバガー」という株式用語はとある米国投資家が生み出したものでした。
10倍株を見つけ出すには、テンバガーの言葉を作った本人からも大きなヒントが得られそうです。

名づけ親はピーターリンチ

テンバガーという言葉を作ったのはアメリカの伝説的ファンドマネージャー、ピーターリンチ。

成長株投資に強みがあり、大化け株をいくつも発掘した凄腕の投資家です。

自身の著書「ピーター・リンチの株で勝つ」ではテンバガーの発掘法を詳しく解説しています。

ピーターリンチのテンバガー発掘法

ピーターリンチは身近なところからテンバガーを探すことを提唱しています。

テンバガーを見つけるには、まず自分の家の近くから始めることだ。引用元:「ピーター・リンチの株で勝つ」より

何気なく生活している中にも実はテンバガーの発掘に繋がるヒントがあちこちに

2020年のテンバガー銘柄の1つ、BASE(4477)もCMやネット広告などで頻繁に露出しており、目に触れる機会の多いサービスでした。

競合企業と比べて工夫が光る点など、日々の生活の中にもテンバガーのヒントを探してみてください。

とは言え、暮らしの中のヒントだけで投資先銘柄を選ぶのは少しハードルが高いかもしれません。

4,000銘柄近くある上場銘柄から大化け可能性が高い銘柄を一度に数十銘柄まで絞り込むことができる「テンバガーのスクリーニング」を活用してみてください。