円安→円高の相場転換で爆益を狙えるFX口座

テンバガー不作の2019年も大化け株の共通点は例年同様

2019年にテンバガーを達成したのはたった3銘柄。
例年と比べると特にテンバガーが少ない年でした。

年によってテンバガーを達成する銘柄の条件は異なるのか調査したところ、2019年の大化け銘柄も特徴や共通点は例年と同様の傾向だと判明。

どの年のどんな相場でも、大きく株価を伸ばす銘柄には決まってあてはまる条件があります。

テンバガー不作の2019年も10倍銘柄の条件は例年同様

2019年テンバガー達成銘柄一覧

2019年にテンバガーを達成したのは下記の3銘柄。

  • レアジョブ(6096)
  • ホープ(6195)
  • REVOLUTION(8894)

それぞれの企業が展開する事業やテンバガーを達成するまでの動向を分析します。

レアジョブ(6096)

引用元:SmartChartPLUS「レアジョブ(6096)」より
2019年内安値:217円(1月4日)
2019年内高値:3145円(12月23日)
上昇率(倍):14.5倍

レアジョブはオンライン英会話の最大手です。

フィリピン人現地講師と個人をオンラインで繋ぎ、英会話の場を提供するサービス「レアジョブ英会話」が主軸。

また、法人向けや教育機関向けの英語教育サービスも好調で急激に業績を伸ばしました。

19年3月期の決算で66%減益予想から一転、従来予想の4倍の上方修正をしたことで市場の注目を集めます

その後は短期間で好材料が相次ぎ株価は上昇トレンドを形成

・シンガポール英会話教室の子会社化
・株式分割による最低投資金額の低下で流動性が向上
・2期連続最高益更新
・文科省の教育改革による教育ICTテーマ関連への注目
・JR東日本が全社員向けにレアジョブ英会話を導入

極めつけは経常利益の40%上方修正。上昇トレンドからさらに一段高となり株価は急騰。
その後間もなくしてテンバガーを達成しました。

ホープ(6195)

引用元:SmartChartPLUS「ホープ(6195)」より
2019年内安値:225円(1月4日)
2019年内高値:3585円(12月20日)
上昇率(倍):15.9倍

ホープは自治体に特化した事業展開を行っています。

中でも自治体が保有する広告枠の代理販売によって自治体の財源確保を行うビジネスが好調。

また自治体職員向けメディアや電力事業展開でも売上を伸ばしていました。

その結果当時の会社側の予想を上回り、経常利益が一転黒字化

その後本業の利益を表す営業利益も黒字化し、さらに買いを呼び込む展開になりました。

ホープは2020年も続伸を続け、最高値7,910円を記録。
2019年安値から数えて最大35倍の大化け株となっています。

REVOLUTION(原弘産)(8894)

引用元:SmartChartPLUS「REVOLUTION(8894)」より
2019年内安値:8円(2月20日)
2019年内高値:84円(11月12日)
上昇率(倍):10.5倍

REVOLUTION(当時の社名は原興産)は山口県に本社を置く、不動産賃貸・仲介の事業を行う会社。
アパマンショップのフランチャイズ等を主に行っています。

REVOLUTIONは「仕手株」との見られ方が強い銘柄です。

株価急騰当時、上昇につながる材料は一切公表されていません。
強いて言えば最終利益が赤字転落した、悪材料とも言える決算発表のみ。

集団で大きな資金力を持って意図的に株価を吊り上げる「仕手株」の条件と合致します。

仕手株とは短期で大きく儲けるチャンスがあるものの、下落の勢いも強くリスクが高い銘柄のこと。
ギャンブル性の高い銘柄とも言えます。

テンバガー達成銘柄の他、2019年に株価急騰を遂げた銘柄もご紹介します。

2019年の大化け株ランキング

テンバガー銘柄以外にも株価急騰を遂げた銘柄はいくつかあります。

2019年の株価上昇率4位~6位まで3銘柄をご紹介します。

  • 4位:AKIBAホールディングス(6840)
  • 2019年内安値:1,150円(1月4日)
    2019年内高値:8.750円(12月24日)
    上昇率(倍):7.6倍
    上昇理由:半導体・AI関連テーマ、好決算

  • 5位:マーケットエンタープライズ(3135)
  • 2019年内安値:526円(1月4日)
    2019年内高値:3,650円(11月19日)
    上昇率(倍):6.9倍
    上昇理由:好決算の連続

  • 6位:多摩川ホールディングス(6838)
  • 2019年内安値:477円(1月4日)
    2019年内高値:3,090円(12月30日)
    上昇率(倍):6.5倍
    上昇理由:5G・IoT、好決算

    テンバガーとまではいかないものの、1年間で5倍以上の株価上昇を遂げた銘柄たち。

    テンバガー達成の3銘柄と合わせて2019年に株価急騰した銘柄にどんな共通点があったのか分析します。

    2019年テンバガー銘柄の共通点7つ

    2019年にテンバガー達成した銘柄や株価5倍以上に大化けした銘柄には7つの共通点があります。

    2019年大化け株の共通点

    ①500円以下の低位株
    ②時価総額10億円(30億円)以下
    ③浮動株数50万株以下
    ④新興市場(マザーズ・ジャスダック)
    ⑤好決算が連続
    ⑥注目テーマ株
    ⑦年初が最安値、年末が最高値

    500円以下の低位株

    6銘柄中4銘柄が当時500円以下の低位株です。
    特にテンバガーを達成した3銘柄は300円以下。

    株価が安い銘柄は資金の少ない個人投資家でも買いやすく、一度注目されると買いが集まりやすいです。

    歴代テンバガーのほとんどは株価500円以下から10倍高を達成しています。
    「株価500円以下」はテンバガーを達成する銘柄の必須条件と言えます。

    時価総額10億(30億)円以下

    株価大化けする銘柄の特徴は時価総額が低いこと。
    事業が軌道に乗れば今後の成長余地が高く、株価も大化けしやすいです。

    2019年にテンバガーを達成した3銘柄は全て時価総額10億円以下。
    ※2019年最安値当時

    • レアジョブ:5.1億円
    • ホープ:3.1億円
    • REVOLUTION(原興産):5.9億円

    上昇率4~6位の3銘柄は30億円以下です。

    「時価総額が低い」という条件は例年テンバガーを達成する銘柄にも当てはまる特徴です。

    浮動株数50万株以下

    6銘柄中4銘柄は浮動株数が50万株以下でした。

    浮動株数は市場で取引可能な株の数量を表します。
    ※発行済み株式総数×浮動株比率=浮動株数

    反対に一般的に市場で取引されない株を特定株と呼び、会社役員等が保有する株を指します。

    浮動株が少ないほど1株あたりの希少性が高く、株価が急騰しやすいのが特徴。

    浮動株数50万株で単元未満株が100株とすると、最大でも5,000人しかその銘柄の株を売買出来ません。
    ※ミニ株など単元以下での売買は考慮しない

    買える人が少ないものほど価値が吊り上げっていくのは、近年問題視されている「転売ヤー」が示している通りです。

    浮動株数の少なさは例年のテンバガーにも共通します。
    しかし50万株以下は歴代のなかでも特に少ない年だったと言えます。
    ※2020年のテンバガーのうち60%が浮動株数200万株以下、50万株以下は15銘柄中1銘柄のみ

    新興市場(マザーズ・ジャスダック)

    6銘柄中4銘柄は新興市場の銘柄です。

    テンバガー達成の3銘柄は東証1部、2部、マザーズとばらける結果に。
    しかし、上昇率4~6位はどれも新興市場の銘柄。

    新興市場銘柄は株価が低い、時価総額が低い、浮動株数が少ないの3つの要素を併せ持つ銘柄が多いのが特徴です。

    例年のテンバガー銘柄の多くも新興市場から誕生しています。

    好決算が連続

    仕手株と言われるREVOLUTIONを除き、5銘柄が好決算発表をきっかけに株価急騰を遂げています

    中でもインパクトの大きい黒字転換や決算のたびに増収増益の好決算を出す銘柄に注目

    四半期決算のたびに上方修正するぐらいの急成長を遂げている企業は、株価も強い上昇トレンドを形成することが多いです。

    大化け銘柄を見つけるには決算は見逃せない項目です。

    注目テーマ株

    6銘柄中3銘柄は2019年注目のテーマ株でした。

    内訳は下記の取り。

    • レアジョブ:教育ICT
    • AKIBAホールディングス:半導体
    • 多摩川ホールディングス:5G、IoT

    とは言えテーマ株に該当する銘柄は数百以上。

    テーマ株の中で上記のテンバガー銘柄の条件に当てはめて絞る必要があります。

    年初が最安値、年末が最高値

    最後に注目したいのは6銘柄の最安値日と最高値日。
    実は大化け株の誕生は日経平均の値動きと密接に連動しています。

    6銘柄中5銘柄の安値日は1月4日。
    高値日は11月、12月の年末付近に注目しています。

    2019年の日経平均の値動きは下図のチャートをご覧ください。

    引用元:SmartChartPLUS「日経平均株価」より

    年初から年末に向かい上昇トレンドを形成しています。

    このことから日経平均の値動きと個別銘柄のテンバガー達成には関連性があることが分かります。

    2020年のテンバガー達成銘柄にも同様の傾向を確認。

    テンバガー達成には相場の勢いも重要な条件です。

    ここでテンバガー達成銘柄の特徴7つをまとめます。

    2019年大化け株の共通点

    ①500円以下の低位株
    ②時価総額10億円(30億円)以下
    ③浮動株数50万株以下
    ④新興市場(マザーズ・ジャスダック)
    ⑤好決算が連続
    ⑥注目テーマ株
    ⑦年初が最安値、年末が最高値

    2019年のテンバガー・大化け株の特徴は例年のテンバガーにも大方共通しています。
    一部時価総額や浮動株数は例年よりも低い水準になりました。

    今後テンバガーを達成する銘柄を探したい方は、注目されるテーマに業種を絞った上でテンバガーの特徴①~⑤で銘柄抽出してみてください

    未来のテンバガー銘柄を探そう

    2019年にテンバガーを達成した銘柄を分析しました。

    大化けする銘柄は2019年も例年と同様の傾向に。

    いつの年も変わらないテンバガーの特徴を使って、今後株価何倍にも化ける銘柄を発掘しましょう。

コメント

まだコメントがありません。

コメントする

ファイル名:

ファイルサイズ:

まだファイルがありません。

利用規約を厳守の上、ご投稿ください。