楽天信託FXファンドの評判から見えるメリット・デメリット

楽天信託FXファンドはFXを投資対象にする珍しいファンド型商品で、いわば投資信託のFX版。

普通の投資信託と違うのは利回りの変動率が極めて高いことです。

楽天信託FXファンドの仕組みを分かりやすく図解したのち、評判から分かるサービスのメリット・デメリットを分析します。

楽天信託FXファンドの評判から見えるメリット・デメリット

楽天信託FXファンドはAIがFX運用

中身はよく分からないけど、なんだか面白そうに見えるサービス「楽天信託FXファンド」。

せっかくお金を出して運用するならその仕組みはしっかり理解しておきたいところです。

よく分からないまま運用した結果お金が増減したら、適切な解約・継続の判断が出来ないからです。

楽天信託FXファンドの特徴をまとめると以下の3つ。

  1. FXならではの高い変動率
  2. ファンドだから投資を一任できる
  3. 3つのAI運用モデルで相場を予測

それぞれ具体的に見ていきましょう。

FXならではの高い変動率

楽天信託FXファンドはその名の通り、FXを投資対象としています。

FXとはForeign Exchangeの略で外国為替取引と訳されます。

簡単に言えば常に変動している各国通貨の為替レートを基準に売買して差益を稼ぐ投資方法です。

例えば1ドルを100円で買ってその後1ドル110円になった時に売れば差益は10円になります。

FXの仕組みを図解

もちろん1ドルだけ買うことはなく何万倍、何億倍の単位の通貨を取引することで大きな利益を狙います

さらにFX取引ではレバレッジをかけることでより大きな利益を狙えます。

レバレッジとは資金を担保にして本来持っている資金の何倍もの額を取引できる制度です。

狙い通りに為替が動けば大きな利益を狙える反面、狙いが外れた場合に大きな損失になる可能性もあります。

株や投資信託など数ある投資商品の中でもFX取引はレバレッジ活用が一般的なためハイリスクハイリターンの投資方法と言われています。

ファンドだから投資を一任できる

自力でハイリスク・ハイリターンの投資を行うのはプロのトレーダーでもない限り難しく、資産を減らしてしまう可能性が大いにあります。

しかし楽天信託FXファンドの良いところは「ファンド」であること。

ファンドとは複数の投資家から資金を集めて、まとまった資金を運用のプロであるファンドマネージャーが運用する投資運用会社のことです。

FXファンドの仕組みを図解

プロのトレーダーでないと資産を減らしてしまう可能性の高い、レバレッジをかけたFX取引をプロのトレーダーに代行してもらう

こんなに理に適ったことはありません。

FXファンドなら資金を預ければあとはほったらかし。お金の増減を見守るだけで資産運用ができます。

3つのAI運用モデルで相場を予測

楽天信託FXファンド最大の特徴はAIで相場を予測することです。

ここ数年でAIを相場予測に活用するサービスがたくさん増えてきました。

サービスによって分析の精度に差はありますが「投資にAIを活用して資産が増やせる」ことが証明されたんですね。

楽天信託FXファンドもAI活用サービスの1つ。

別々のルールで分析を行うAIを3つ同時に動かして、リスク分散をしています。

1つだけで運用していたら、そのモデルがミスをしたときに資産を大きく減らしてしまうことになるからです。

3つに分散しておけば1つがミスをしても大きな損失を避けられます。

楽天信託FXファンドの評判

楽天信託FXファンドの評判は人によってまちまちでした。

その理由は運用を始める時期によって利回りが大きく変化するから。

「パフォーマンスが安定していない」と言い換えることもできます。

始める時期によって利回りが変動

2020年後半に楽天信託FXファンドで運用を始めた人は利回りが良いことについて投稿しています。

楽天信託FXファンドの口コミ・評判引用元:Twitter@chicohichi_k5より

楽天信託FXファンドの口コミ・評判引用元:Twitter@tama5go93より

一方、2021年以降に始めた方は利回りの悪さについて投稿していますね。
楽天信託FXファンドの口コミ・評判引用元:Twitter@RDMG2EQTVC3ses1より

楽天信託FXファンドの口コミ・評判引用元:Twitter@3gXv7l1WLLBLBudより

楽天信託FXファンドの口コミ・評判引用元:Twitter@PPonigiriより

HPに掲載されている期間別の利回りを見ても、各期間でパフォーマンスはばらばら

1年利回りでは+14%と好成績ですが、3年利回りではマイナスパフォーマンスです。
つまり長期間続ければお金が増えていく訳でもないことが分かります。

利回りはNYダウと連動した動き

利回りが良いと評判を受けていた2020年後半と利回りが悪いと評判を受けている2021年以降。

この間の楽天信託FXファンドの基準価額とNYダウ、そしてドル円の推移を比較してみましょう。

楽天信託FXファンドはドル円よりもNYダウに連動?

楽天信託FXファンドが投資対象としているドル円のチャートよりもNYダウのチャートとの関係性を強く感じます

偶然の一致かもしれませんが、NYダウと連動したパフォーマンスをするならFXファンドではなく米国株式連動型のインデックスファンド(投資信託)で事足りてしまいます

本来であればロング(買い)とショート(空売り)を組み合わせて相場が上昇しても下落しても利益を狙えるのがFXの利点。

しかし相場の下落に連動して一緒に下落していたらFXファンドの旨みが薄れてしまいます。

コロナのような一方向の相場に強み

楽天信託FXファンドが真価を発揮するのはコロナ相場のように長期間相場が1つの方向に動き続ける時です。

例えば以下のチャートのあたり。

楽天信託FXファンドは一方向相場に強み

ドル円チャートは長期間右肩下がりのチャートです。
楽天信託FXファンドのAIはショート(空売り)でうまく利益をあげられていたのでしょう。

基準価額も右肩上がりで伸びています。

このタイミングで始めた人はラッキーでしたね。

ただし相場が一方向に動いたのはコロナによって一度相場が急落したあとの底からの回復によるものです。

今後相場が同じ方向に長期間動いてくれるのはいつのことになるでしょう…。

楽天信託FXファンドのメリット

楽天信託FXファンドで資産運用をするメリットは以下の3つです。

  1. ファンドに運用を任せられる
  2. AIが複数マーケットを分析
  3. 運用モデルは3つに分散

それぞれ見ていきましょう。

ファンドに運用を任せられる

楽天信託FXファンドは自力でトレードして利益を出すのが難しいFX取引を任せられるのが魅力です。

レバレッジをかければ高いリターンを狙えるFXはその反面リスクも高くなってしまうのが難点。

ファンドに資金を預ければプロのファンドマネージャーが運用を行ってくれるため、リスク管理をしながらリターンも追求してくれます。

AIが複数マーケットを分析

楽天信託FXファンドが採用しているAIモデルはドル円だけじゃなく複数の市場を分析対象としています。

このため人間が監視しきれない相場の動きまで分析できるのが強みです。

まだあまり精度は高くないものの、AIの予測モデルは時間とともにブラッシュアップされていくのではないでしょうか。

運用モデルは3つに分散

AI運用モデルが3つ同時に稼働することでリスク分散しています。

レバレッジをかけたFX取引は高いリターンの反面リスクも高くなるもの。

3つ異なるルールに基づいて分散して売買をすることで、1つのAIモデルのパフォーマンスが落ちても他の2つでカバーできる体制になっています。

楽天信託FXファンドのデメリット

楽天信託FXファンドには他のFXファンドと比べてデメリットとなりうる特徴もあります。

  1. 手数料が高い
  2. 相場によって利回りが安定しない
  3. 取引通貨がドル円のみ
  4. レバレッジが最大5倍と限定的

それぞれ解説します。

手数料が高い

楽天信託FXファンドの口コミでは、手数料21%が高すぎるという内容のものがちらほら見受けられました。

確かに投資金額に対して21%の手数料が徴収されるとしたらあまりに法外な手数料です。

しかし楽天信託FXファンドでは「成果報酬制」の手数料体系を採用しています。

成果報酬制とは運用を行って出た利益に対して手数料を算出
つまり利益が出なければ手数料はかかりません。

成果報酬制の手数料体系はヘッジファンドなど高い利益を追求する私募型のファンドに多く見られます

ファンドの収入は利益をあげることで初めて得られる成果報酬のため、見方を変えれば利益を稼げるファンドという自信の表れとも言えます。

ただし、現状のパフォーマンスのままだと不安が残るところです。

相場によって利回りが安定しない

現状の楽天信託FXファンドの成績は安定しておらず、相場の状況によって大きく変動しています。

このため投資を始めるタイミングを見誤ると数か月の間に何十%もの損失を抱える可能性も

楽天信託FXファンドは過去3年パフォーマンスがマイナス引用元:楽天信託FXファンドより

過去3年のパフォーマンスを見てもマイナスの成績となっているため、長く続けていればお金が増えていくのかも不透明な状況です。
引用元:Twitter@8yTfG93O4eLPcEvより
どのタイミングで始めたらちょうど良くスタートできるのかも読みづらいところです。

取引通貨がドル円のみ

取引通貨が1つ(ドル円)に絞られていると投資先資産の分散ができないリスクがあります。

特に米ドルはすべての通貨の基軸になっており、世界各国での出来事により価格変動が起こりかねません。

リスクヘッジのためには最低でも2通貨以上を取引して分散したいところです。

レバレッジが最大5倍と限定的

FXの利点であるレバレッジ取引。

国内FX業者で自力FXトレードをする場合、最大レバレッジは25倍です。

AIとタッグを組んだプロが運用してくれるなら、もう少しレバレッジをかけて勝負してほしい気持ちもあります。

楽天信託FXファンドの今後に注目

楽天信託FXファンドは現時点では相場の細かな変動を予測して利益を稼ぎ続けるほどの力はなさそうです。

しかし採用している3つのAI運用モデルの予測精度が向上してくれば、安定して稼ぎ続けてくれるようになるかもしれません。

レバレッジを活用したFX取引をプロに任せられ、高い利益率を継続してくれるのがFXファンドの魅力。

他のFXファンド同様にどんな相場でも対応して資産を増やしてくれるサービスになるのが楽しみです。

楽天信託FXファンドのHP

楽天信託FXファンド

FXのAI運用に投資

楽天信託株式会社

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