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浮動株の活用方法 調べ方や浮動株比率ごとの値動き傾向を解説

浮動株は企業が発行している株式のうち、市場で取引可能な株のこと
当然ながら普段あなたが売買している株はすべて浮動株です。

反対に一般的に世に出回らない役員などが保有している株を特定株と呼びます

浮動株数が少ないほど1株あたりの希少価値が高く、株価が変動する頻度は低いものの、ひとたび注目を集めると大きく株価が動きやすい銘柄です。

浮動株の少ない銘柄をスクリーニングで一括絞り込みをすれば、大きな株価変動を見込める銘柄を抽出可能

ただし株価下落時の勢いも凄まじいため注意が必要です。

浮動株とは市場で売買できる株 株価急動のしやすさが一目瞭然

浮動株(浮動株式)とは

浮動株とは、簡潔に言うと「市場で売買可能な株式のこと」を言います。

ここでは

  • 浮動株と特定株の違い
  • 浮動株の詳細な定義
  • 浮動株比率の調べ方

について解説していきます。

浮動株と特定株の違いとは

浮動株の反対の意味を表す「特定株」という言葉があります。

浮動株は市場で売買可能な株式のことを指しますが、特定株というのは大株主や会社役員などが保有している株式のことを指します。

会社役員などは会社経営上の権限を確保しておくために大量の株を保有しているため、株価が上昇しても下落してもほとんどの場合、株を売却することはありません。

つまり、長期間保有され市場に出回らない株式ということになります。

このような株を「特定株」、または「固定株」と呼ぶのです。

しかし、個人投資家の中にも長期保有を目的としている人もいるなかで、「市場に出回る」「出回らない」の定義はなんでしょうか。

浮動株の定義

浮動株の定義は明確に一つに定められているわけではなく、例えば四季報と東証によってその定義は異なっています。

四季報の場合、

「1単元以上50単元未満の株主の株式保有数持株の合計を浮動株と見なして比率を算出しています。」引用元:会社四季報オンライン「浮動株比率」より

一方東証の場合は、固定株比率を算定してから1よりその比率をマイナスして浮動株比率を算出するとしています。(出典:株式会社 東京証券取引所「浮動株比率の算定方法」)

東証による固定株の定義は

大株主上位 10 位の保有株、自己株式等(相互保有株式 (会社法 308 条 1 項により議決権の制限を受けている株式)を含む)、役員等の保有株、その他東証が適当とみなす事例(長期的又は固定的所有とみられる株式等)」引用元:株式会社 東京証券取引所「浮動株比率の算定方法」より

さらに大株主上位10位であっても証券金融会社、決済機関の保有する株式は浮動株とみなすなど、例外も存在しています。

一般的にこれら2つの媒体では、浮動株比率の数字は四季報のほうが実態に近いと言われています。

このように媒体によって浮動株を算定する定義はまちまちですが、同じ媒体の数値同士を比較して投資判断を行えばその数値にずれが生じることはありません。

では、浮動株を活用するとどのような投資指標になるのでしょうか。

浮動株が少ない銘柄は変動幅が大きい

浮動株が少ない銘柄は株価の変動幅が大きくなります。

というのも、株式市場で取引できる株の数に限りがあるため、少し買い注文が入るだけで株価が上昇します。

さらに特定株比率が高い為、値上がりしても売り注文が入りずらく、さらに値上がりを続けることになります。

浮動株比率は値動きの大きい株を探す際の指標になるということです。

“浮動株が少ない”の基準は200万株

浮動株が少なく、株価変動しやすい銘柄の目安は200万株ほどと考えています。

根拠は過去に1年間で株価10倍の(テンバガー)を達成した銘柄の浮動株数です。

もちろん「200万株以上だから浮動株が多い」という訳ではありません。

1年間で株価10倍を遂げるような銘柄には浮動株数200万株以下の銘柄が多かったというご参考までに。

浮動株(比率)が少ない銘柄ランキング検索

浮動株比率が少ない順にランキングが見られるサイトとして「StockWeather」があります。

市場ごとの浮動株比率や出来高、PERを日々更新しています。

ただし、過去のデータを閲覧することは出来ません。

個別銘柄の浮動株比率の調べ方

個別銘柄の浮動株比率は各証券会社の「四季報」欄で確認することが出来ます。

投資先の会社をPERPBRなどの指標である程度絞ったあとに、さらなる判断材料として個別銘柄の浮動株比率を確認するといいでしょう。

浮動株はあくまで指標の1つ

この記事では、浮動株の定義や少ないほうが変動幅が大きくてねらい目である点などについて解説してきました。

浮動株比率を知ることで投資の判断材料を作ることが出来るようになります。

ただし、あくまで1つの指標に過ぎず、投資判断は様々な数値指標を組み合わせた分析を経るべきです。

浮動株同様に投資先の銘柄を決定する際に活用できる指標として有効なものを記事に詳しくまとめているのでこのタイミングで活用できるようになりましょう。

ファンダメンタル分析の指標はこちら▼

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