もはや当たり前になってきている不労所得という収入源。
テレビやネットで取り上げられているように、学歴やこれまでのキャリアに関係なく不労所得を稼ぐ人が増えています。
その仕組みは単純明快。
不労所得が何たるかを知っていれば誰にでも2,000万円以上の不労所得を作ることが出来ます。
目次
不労所得とは労働せずとも発生する収入
不労所得とは自分が働いていない間も生まれる収入のことです。
つまり労働の対価によって得られるお金ではなく、労働によって構築した「仕組み」や自分ではなくお金を働かせること(=投資)で得られる収入のことを言います。
このように考えると、よく勘違いされる「”一切働かずに”得られるお金=不労所得」という認識は少しズレているように思います。
近年、副業やフリーランスとして不労所得を稼ぎながら生活する人が急速に増えていますね。
副業解禁や老後2000万円問題が火付け役になり、ネット上に不労所得の獲得方法に関するさまざまな情報が普及し始めたからです。
正しい知識を持って正しい方向性で歩みを進められれば、今持っているスキルに関係なく不労所得を得ることは可能です。
数ある不労所得の稼ぎ方を見ていく前に、不労所得の原理について2つの大きな分類について理解しておきましょう。
不労所得を得るには時間かお金を使う
不労所得を得る方法は多種多様ですが、結局のところ元をたどると2種類しか存在しません。
- 時間を使って働き、お金を稼ぐ仕組みを作る
- お金を投資して、さらなるお金を生み出す
いま投資に回すお金がない人は「時間」を使って仕組みを作り、お金がある人は「お金」を投資して増やす方法が適しています。
徐々に労働を減らしていく流れとしては「時間」から「お金」へと投じる資本を移行していくことが重要です。
それぞれの方法について具体的に見ていきましょう。
時間を使い不労所得の仕組み作り
まずは時間を使って働き、不労所得が生まれる仕組みを構築する方法。
不労所得が生まれる「仕組み」とは以下のようなものを言います。
- 広告収入が得られる媒体
- 自分の商品を作って販売
- 仕事を受注して安価で外注する
こうした仕組みを作るには、まずは時間を使って働く必要があります。
とは言えお金がなくても始められる方法であり、対象を選びません。
その分難易度が高いですが、月5万円~100万円以上まで狙える金額の上限は高いです。
資本投資してお金に働いてもらう
2つ目は既に持っているお金を投資することで増やす方法。
対象者は投資に回せるお金を持っている人です。
投資だけで月5万円以上の不労所得を得たい場合、資金の目安は100万円以上。資金が多ければ多いほどリスクを抑えて不労所得を得ることができます。
資金が多ければ低い利回りでも得られる不労所得が大きくなるからです。
例えば100万円の資金を年利10%で運用した場合は1年で10万円の不労所得。一方、資金1000万円の場合は年利がたった3%でも1年で30万円の不労所得が得られる計算に。
投資金額が多いほどリスクを抑えて利回りが低くても得られる利益が多くなり、有利であると言えます。
また、最低投資金額の高い投資商品ほど必要な稼働時間は減少していきます。
不労所得を作る方法一覧
不労所得を作る方法は「時間」と「お金」に大別されることは上で説明した通りです。
これら2つの方法をさらに細かくしていくと様々な不労所得の手段があります。
それぞれを実現するために必要な月間の稼働時間と合わせて見ていきましょう。
「時間」による不労所得 | 実働時間 | 初期コスト |
---|---|---|
写真販売 | 月5時間 | 0円(機材除く) |
電子書籍の販売 | 月10時間 | 0円 |
せどり(転売) | 月10時間 | 5万円 |
ハンドメイド作品の販売 | 月20時間 | 2万円 |
アフィリエイト | 月40時間 | 1万円 |
YouTube | 月50時間 | 0円 |
サービス開発 | 月60時間 | 1万円 |
「お金」による不労所得 | 実働時間 | 最低投資金額 |
---|---|---|
私募ファンド | 0時間 | 100万円 |
投資型クラウドファンディング | 0時間 | 1万円 |
高配当株投資 | 1時間 | 5万円 |
ロボアドバイザー | 0時間 | 1万円 |
ファンドラップ | 0時間 | 300万円 |
不動産投資 | 月10時間 | 500万円 |
次に「時間」による不労所得と「お金」による不労所得の実働時間と収入の遷移を見ていきましょう。
以下は労働によって作った不労所得の仕組みを仮に20年間維持できた場合の累計収入の遷移と実働時間のグラフです。
・年間の実働時間:240時間
※月間20時間想定
・年間の不労所得:2年目以降60万円
※月間5万円想定
・20年後の総収入:1,143万円
労働による仕組みはまず仕組みの構築自体の難易度が高いことや、数年単位で収入を維持するのが難しいことが課題となります。
・年間の実働時間:6時間
※月間30分想定
・初期投資金額:100万円スタート
・年間の積立金額:36万円
※月間3万円の積立想定
・年間の利回り:10%
※私募ファンドへの投資想定
・20年間の投資元本合計:820万円
・20年後の総資産:2,735万円
・20年後の不労所得:1,915万円
投資によって生まれた利益を再投資することで「複利」の効果が働き、雪だるま式に資産が増えていきます。
投資をするには手元に投資資金があることが最低条件となり、誰でも実践できるわけではないのが課題です。
実際のところあなたにどの不労所得の作り方があっているのかを一目で見分けられる記事をご用意しています。
それぞれの不労所得の作り方の詳細な解説を合わせて見たい方はこちらもチェックしてください。
不労所得の注意点
働いていない間にも収入がある状態=不労所得を目指すのは時代の流れにも沿ってしますし、良い挑戦だと思います。
ただ、軽い気持ちで始めてもうまくいかない可能性があります。
特にゼロから時間をかけて「仕組み」を作るのは簡単ではありません。
不労所得には以下のような特徴があるからです。
- 働いても収入0の期間がある
- 不労所得は保証されていない
働いても収入0の期間がある
注意点1つ目は不労所得を得るためにまずは時間を使って働いても、収入が発生しない期間が少なからずあるということ。
言い換えれば時給0円で働いているようなものです。
ふとした時に自分は何をしているんだと我に返ることもあるかもしれません。
とはいえ、物は捉えようです。
私が思うに挑戦した時間は無駄にはならないし、投下したのが「時間」だけなら損失は生まれません。
挑戦した結果借金を追うこともなければ後ろ指をさされることもないんです。
挑戦できるうちに好きなだけ挑戦しましょう。
不労所得は保証されていない
注意点2つ目は時間やお金を使って不労所得を作るための行動をしても、不労所得が生まれない可能性もあるということ。
特にお金を使ってさらなるお金を作る「投資」において言えることです。
投資商品にはそれぞれ期待利回りというものがあります。
お金をその商品に投資すると1年後には何%増えているかという数値です。
100万円を利回り5%で運用したら105万円となり、5万円の不労所得になるという計算ですね。
ただし注意したいのはあくまで期待値であり、5%が保証されているわけでもなければ、利益が保証されているわけでもない。
これが「投資」というものです。
それでも年々凄まじい勢いで投資を始めている人が増えているのは、銀行口座にお金を預けているだけでは実質的にお金の価値が減っているからです。
つまり何もしなければそれだけで損をしているということになります。
これは日本におけるインフレリスク(物価上昇による現金価値の低下)が原因ですが、難しいことを理解する必要はありません。
ここで伝えたいことは、何もせずにお金を眠らせているのは無知ゆえの損失になるということです。
では反対に不労所得によってあなたが得られるものを具体化していきましょう。
不労所得のメリット
不労所得があることで得られるメリットは以下のとおりです。
- 終身雇用制度の崩壊に備えられる
- 会社に依存しない収入が得られる
- 将来に備えられる
まとめると、将来に不安なく精神的な自由が得られるのが不労所得です。
終身雇用制度の崩壊に備えられる
最近ニュースやWebメディアで終身雇用制度が崩壊するのでは?という言説を目にします。
定年退職まで雇ってもらえるか分からない社会がすぐそこまで来ているのです。
その背景にはAIやロボットの普及による仕事の代替や経済成長の鈍化があります。
事実、2019年5月にはトヨタ自動車の豊田章男社長が「終身雇用の維持は難しい」と発言して話題になりました。
希望退職者を募集する大手企業も増えてきています。
終身雇用が約束されていないとなると、困ることはなんでしょうか?おそらく金銭的な問題をイメージする方がほとんどでしょう。
では会社の本業収入以外に一定の不労所得があったら…?
寧ろあなたの方から会社に対して好きな時に退職希望を出せる状態が作りだせるかもしれません。
会社に依存しない収入が得られる
自力でお金を稼げるようになれば、本業に依存しなくても生きていけるようになり精神的にも余裕を持てるようになります。
もし今仕事を辞めても自分の力で収入を得られる仕組みが出来ているのだから、好きな時に辞めて良いんだという精神状態が出来るからです。
現状では会社の給料に依存していて、もしここで退職したら金銭的に生きていけないからやむを得ず働き続けなければならないという方が多いでしょう。
しかしそんな状況ではどんなに辛くても、働かなくては「いけない」という強迫観念に駆られ辛い思いをしながら働き続けることに…。
少しでも不労所得が得られる仕組みを作れれば、精神的にも会社に依存せずに生きていくことが出来るようになります。
将来に備えられる
今の収入以外に収入の柱が出来れば、将来のための貯蓄や資産運用に回せるお金が増えます。
これまでは生活費だけでいっぱいいっぱい…、月に数万円の貯金だと老後に間に合うか不安…。
そんな状況だったとしても、月5万円の不労所得が得られるようになれば将来に備えるお金が大幅に増えることになります。
老後や子どもの養育費の心配をする必要もなくなるかもしれません。
「時間」や「お金」を使った不労所得の作り方から具体的にどの方法を選ぶのがあなたに合っているのか。
こちらの記事に早見表を用意しているので、活用してください。
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