スイングトレードとは数日から数週間のスパンで売買を行う投資スタイルです。
日中に株やFX取引を行えないサラリーマンや主婦の方に人気のスイングトレード。
デイトレードと比べると忙しさはないものの、銘柄選びや買い・利確・損切りのタイミングが難しいと感じる方もいます。
そこでこの記事ではスイングトレードのコツや難しい点を1から10までクリアにしていきます。
目次
株のスイングトレードとは
スイングトレードとは、短期間で取引を完了させるトレード手法です。
短期間でのトレードと言えばデイトレードのイメージがあるかもしれませんが、この2つの違いはなんでしょうか。
スイングトレードとデイトレードの違い
スイングトレードはデイトレードとは少し異なり、2,3日間~1週間のスパンでの短期トレードのことを指します。
一方デイトレードは文字通りその日のうちに取引を完了させることです。
つまり、デイトレードの売買スパンをもう少し長期化したものがスイングトレードということになります。
スイングトレードは難しいものじゃない
デイトレードとは違い、スイングトレードは初心者にとっても難しいものではありません。
なぜなら会社終わりや休みの日にじっくりと投資する銘柄を選ぶ時間がありますし、注文を出しておくことが出来るからです。
この手軽さはスイングトレードのメリットの1つでもあります。
スイングトレードのメリット
ここではスイングトレードのメリットを3つご紹介します。
落ち着いてエントリーできる
前章でも挙げた通り、じっくり銘柄を選んで取引を始めることが出来ます。
このため、会社員の方など日中に忙しくても取引できるメリットがあります。
関連銘柄の後追いで利益を狙える
何かの理由で特定の会社株価に変動があった場合、関連する銘柄や同業界の銘柄も後追いで同様の変動をすることが多いとされています。
この先導株の情報を掴めれば、関連銘柄の株を仕込んでおくこともできます。
ファンダメンタルズ分析無しでもできる
スイングトレードは比較的短期間での売買を行うため、長期的に会社の業績がどうなるかなどを気にする必要がありません。
近く値動きに影響しそうな材料の収集を除けば、あとはチャートの分析のみで利益をあげることも可能です。
スイングトレードの銘柄選びのコツ
スイングトレードでの銘柄選びのコツは、流動性があるかどうかです。
比較的短いスパンでの取引で利益を上げたいので、値動きがある程度なければ投資の効果が見込めません。
そこで、流動性をチェックするために抑えておきたいポイントが3つあります。
- 出来高が多い
- 値上がり率上位
- チャートを確認
出来高が多い
出来高が多い銘柄は取引が活発であることを意味します。
言い換えれば高出来高銘柄は「流動性が高い」ということになるので、ねらい目です。
値幅があるため利益が出せるというメリットもありますが、出来高が少ない銘柄の株価急変のリスクを避けられるというメリットもあります。
値上がり率上位
値上がり率上位の銘柄は文字通り株価が上昇した銘柄になります。
このまま上昇を続ける「上昇トレンド」となる可能性もあるため、このトレンドについていく(=トレンドフォロー)ことで利益を得られるチャンスがあります。
チャートを確認
チャートを見ることでどれぐらいの値動きがある銘柄なのかを判断することも出来ます。
流動性のある銘柄のチャートは山や谷を形成して株価が動いています。
一方出来高も少ない銘柄はほとんど横ばいになっているでしょう。
チャートの見方についてはローソク足チャートについてを詳しく解説した記事を参考にしてください。
スイングトレードの難所は損切りタイミング
スイングトレードでは、損切りタイミングが重要です。
1日に期限を区切って取引を完了させるデイトレードとは異なり、損切りタイミングが難しいのがスイングトレードです。
あらかじめあなたの複利運用プランに則ってマイナス何%に達したら無条件で損切りするなどを設定しておくと無駄な損失を回避できます。
損切りラインで逆指値売りを仕込んで置くことで例え仕事中でチャートが見れなくても自動的に損切りをすることも可能です。
スイングトレード手法で資産を増やそう
スイングトレードは、短期・中期的スパンでの株式投資に挑戦しようという方にぴったりの投資手法です。
この記事で解説したスイングトレードでの銘柄選びのコツや、無駄な損失を防ぐ損切りのタイミングを意識しながらチャレンジしてみてください。
また、投資において複利運用の考え方は重要です。
複利運用についても是非理解した上で株式投資に臨んでみてください。
※利用規約を厳守の上、ご投稿ください。