QuantXの評判をどれだけ探しても、300%超えの運用成績を記録するユーザーが見当たりません。
それどころか、資産倍増に成功したとの評判もゼロ。
コロナ相場の大底から市場全体が急速に回復した2020年後半を経ても、なおです。
一体、なぜ…?
QuantXが高パフォーマンスを実現できないワケに迫りました。
目次
QuantXで好成績の実現は難しい
QuantXの評判を紐解くと、理論値通りの高パフォーマンスは期待できないことが分かりました。
どれだけ口コミや評判を探しても、運用成績300%を超えるユーザーが見当たらないのです。
これにはQuantXのデメリットと呼べるような特徴が影響しています。
QuantXの評判に好成績無し
QuantXの評判を調査しても、好成績をあげているユーザーがいません。
クオンテックスのHPを見ると、高いものでは300%を超える累積損益をあげているアルゴリズムがあります。
引用元:QuantXより
人気・売れ筋のアルゴリズムとして分かりやすく掲載されているため、QuantXユーザーの中では利用者も多いことが予想できます。
しかし、評判・口コミを調べても300%どころか資産倍増したというユーザーもいません。
見つかった中で最も長期にQuantXで運用しているIsaoさんの成績がこちら。
引用元:Twitter@cheepaoより
引用元:Twitter@cheepaoより
約1年間計6つのアルゴリズムで運用した結果、5万円の赤字。
3月のコロナ相場を除いても360万円を投じて、リターンは8万円。たったの2%です。
高配当株を保有していた方が利回りがいいですね。
このように、QuantXの評判を調べる限り、高いパフォーマンスは見込めなさそうです。
なぜアルゴリズムの理論上の成績と実際のパフォーマンスに差が生じてしまうのでしょうか。
アルゴリズムに感情や裁量が影響
QuantXのアルゴリズムを使っていても、結局ユーザーの感情や裁量が売買に影響していまいます。
クオンテックスのアルゴリズムはあくまで売買サインを通知してくれるだけ。
実際の売買注文を出すのはユーザー自身です。
特に利確・損切りの判断はアルゴリズムを無視して、自分の裁量で決めてしまうユーザーが多いようです。
下図は投資歴17年の個人投資家あっきんさんのツイート。
引用元:Twitter@_akkin_naraより
「まだ含み益出まくってる銘柄売り指令出ないんですけど(^_^;)欲深いあっきんは売りたくて仕方ないww」
「感情のコントロールができない投資家は市場から撤退を余儀なくされる」と言われるほど、感情に左右されない投資は重要です。
引用元:NO INVESTMENT, NO LIFEより
そして、感情コントロールをものにしたからこそ17年も投資を経験できていると考えられるあっきんさんでさえ、目の前の利益に飛びつきそうになっています。
アルゴリズム通りの売買がどれだけ難しいか分かりますね。
QuantXのアルゴリズムを使っていても、並みの投資家は結局感情や裁量に影響されてしまいます。
【追記:2021年3月25日】
昨日、3月24日に株の情報サイト「みんかぶ」を運営する株式会社ミンカブ・ジ・インフォノイドよりプレスリリースが発行されました。
内容はQuantXとの資本業務提携。
QuantXとミンカブの共同開発でロボアドバイザーや注文自動連携ツールなどの開発を目指すとのことです。
これが実現すれば投資家の感情や裁量による売買での失敗を避けられる可能性があります。
今後の展開が楽しみですね。
アルゴリズムには賞味期限あり
QuantXに限らず、アルゴリズムは相場が変化すれば使えなくなります。
投資アルゴリズムは過去のデータや値動きで検証した時に好成績になるように作られているからです。
発売開始後にアルゴリズムが更新されることはないので、作成・販売したら最後、それ以降の相場や株価データは反映されません。
ある時期に300%の成績を記録したアルゴリズムでも、相場が変わり、損失を出し続けるアルゴリズムに変化することもあります。
例えば、市場が上昇ムードの時に機能するアルゴリズム、あるいは下落相場の時に機能するアルゴリズム。
相場の雰囲気が変われば機能しなくなりますよね。
当然コロナ相場のような市場全体が沈み込むようなときにも、アルゴリズムはほとんど役立ちません。
引用元:Twitter@p_1syko9より
もし自分で売買ルールを調整できるのであれば元々使っていたアルゴリズムを調整して使えます。
しかし、自分で調整ができなければまた新しいアルゴリズムを購入しないといけません。
結局コストばかりかさむ可能性もあり、このコストを損失として投資成績に加味すると高いパフォーマンスを出すのがさらに難しくなります。
アルゴリズムには賞味期限があり、いま使えていても相場が変われば使えなくなる可能性があるのです。
テーマ株アルゴリズムはリスク
QuantXが絶賛押し出し中の「テーマ株アルゴリズム」にはリスクが潜んでいます。
買ったテーマ株アルゴリズムのテーマが日の目をみなくなったら、アルゴリズムが全く役にたたなくなるからです。
例えば、コロナ自粛で注目を集め、概ね株価上昇した「巣ごもり関連」のテーマ株は、2020年8月末あたりから徐々に成績が失速中。
引用元:QuantX「[公式] 巣ごもり 20年9月」より
臨床試験の結果、有効性90%を記録したファイザーワクチンの公表(2020年11月10日)をきっかけにさらに株価が落ち込んでいます。
例えば、フードデリバリーサービスの出前館(2484)は11月10日、窓をあげて株価急落。
引用元:Yahoo!ファイナンス出前館(2484)より
室内で過ごす時間が増えることによるゲーム需要増加から期待された、ゲームメーカー最大手の任天堂(7974)も2日連続窓開けでの暴落です。
引用元:Yahoo!ファイナンス任天堂(7974)より
今後新型コロナの不安が解消されていくに連れ、巣ごもり関連株の落ち込みは加速するでしょう。
一度買ったアルゴリズムのコストは帰ってきません。
新しいテーマのアルゴリズムを使いたければ、また別のものを購入する必要があります。
相場は常に変化するため、1つのアルゴリズムがいつまで使えるかもわかりません。
買ったアルゴリズムが自分が使って高パフォーマンスを出せるものかも、実際に運用するまでわかりません。
未来で何が起こるか誰にも分からないため、テーマを絞ってアルゴリズムを購入する仕組みは高リスクです。
相場によらず好成績を残すツールの特徴
相場に影響されずに高い成績を出せるのは、売買ルールやテーマを1つに絞らずに銘柄抽出してくれるサービスです。
さらに、状況が変わるたびに課金してコストがかさむものではなく、初めからその時々の相場に適した銘柄の抽出を約束してくれるもの。
実は近年株式投資への活用が進む「AI」で上記の望みを叶えられるようになりました。
- 過去のチャートデータから、現在のチャート形状と類似するものを判別し、未来の株価予測をするもの。
- 企業業績やSNSのトレンド、ニュースを分析し、統計学的に投資家心理を読むことで騰がる銘柄・下がる銘柄を抽出するもの。
徐々に個人投資家の間でもAIの活用が進んでいます。
見せかけの理論値に期待して細かな売買を繰り返した結果、結局儲からずにストレスを抱えることは誰もが避けたい状況です。
1年運用して鳴かず飛ばずなんてことも考えたくありません。
であれば、1つ1つ大きな利益を獲得できる銘柄を狙いましょう。AIツールがそんな投資を可能にしてくれます。
QuantXに好成績は期待できない
QuantXにアルゴリズムの理論値通りの高パフォーマンスは期待できません。
評判を見ても、高い運用成績を残している人はゼロ。
結局売買の最終判断はユーザー自身のため、どうしても感情が成績に影響しています。
アルゴリズムに賞味期限があることも、また大きな要因の1つです。
個人の経験や相場状況に依存しない、AIツールの方が高いパフォーマンスが望めます。
QuantXの他にも当サイトで分析・検証している株のAIソフトをいくつか見比べてみてください。
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