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逆指値注文とは何か、使い方を知って負けない投資のプロになろう

「投資で勝つには損失を小さく、利益を大きく」

これから株式投資で稼ごうとしているあなたなら一度は聞いたことがあるフレーズかもしれません。

とは言えどれだけ分析して投資する銘柄を選んでも、突然のニュースで下がるものは下がるし、上がるものは上がる。

「逆指値注文」とは、そんな予想外の株価変動に対処する手段として多くの投資家に利用されている注文方式です。

この記事では

  • 逆指値売り・買いのメリット
  • 逆指値と指値の違い
  • 空売りの逆指値売りの活用
  • 逆指値狩り

これらについて解説していきます。

逆指値注文とは何か、使い方を知って負けない投資のプロになろう

逆指値とは

逆指値注文とは、指定した金額まで株価が上がったら「買い」、下がったら「売り」の指示を出す注文の仕方です。

指定した価格まで株価が変動したら自動的に買いまたは売りの指示を出してくれるため、日中株価を見れないサラリーマンや主婦、長期旅行の際には損失回避や、買いタイミングを逃さないために有効な仕組みになっています。

逆指値で売ること、買うことの主な目的は以下の通りです。

  • 逆指値売りは損切り
  • 逆指値買いはトレンドフォロー

逆指値売りで損切り

逆指値売りは、設定した金額より株価が下がったら株を売却することを意味します。

つまり、これ以上株価が下落して損失が膨らむ前に売って損失を最小限に抑えるために使います。

勝てる投資家は損小利大をモットーに運用しているため、自分の損切りラインを5%や10%などと定めています。

その価格で逆指値売りを設定しておくことで感情に流されず、適切なタイミングで損切りの実行をすることが出来るようになります。

逆指値買いのメリットはトレンドフォロー

一方、逆指値買いは設定した金額より株価が上がったら株を購入することを意味します。

通常、株は安いときに買って高くなったら売るが基本ですが、なぜ上がっている株をわざわざ買うのでしょうか。

逆指値買いのメリットは、「トレンドフォロー(上値追い)」と呼ばれる手法に基づいています。

つまり、これからさらに上がっていく銘柄の上昇トレンドについていくということです。

上昇途中に買えれば、さらに値上がりして利益を得ることが出来ますが、上昇の天井でつかんでしまった場合、反転して損をするという場合もよくあるケースです。

また、直近の高値をうわ抜ける株価で逆指値買いを入れておけば上昇トレンドの比較的早い段階で仕入れることも可能になります。

逆指値と指値の違い

逆指値と反対の意図で使われるのが指値注文です。

逆指値注文は、冒頭で説明した通り、指定した金額まで株価が上がったら買い、下がったら売りの指示を出します。

一方、指値注文は一定の金額まで株価が上がったら売り、下がったら買いの指示を出します。

  • 主に逆指値買いは「トレンドフォロー」、指値買いは「安値買い」
  • 主に逆指値売りは「損切り」、指値売りは「利益確定」

空売りの逆指値注文

逆指値注文での売りは「損切り」や「利確」だと説明しましたが、空売り(信用売り)の場合は目的が逆転します。

逆指値で特定の株価まで下がったら空売りをするということは、その金額を下回ったらそこからさらに下落することを見越して先に売っておき、底値をついたら買い戻すという利益を狙いに行く取引手法です。

いわば、損切りのような守りの姿勢というより攻めの取引姿勢と言えるでしょう。

逆指値注文の使い方

いざ損切りやトレンドフォローをやってみたいとなったらどのように注文すればいいのか解説します。

証券会社によって注文画面は異なりますが、逆指値注文を出すときに必要な項目は以下の通りです。

  1. 買いか売りを選ぶ
  2. 逆指値注文を指定する
  3. トリガー条件となる数値を入力
  4. 成行か指値を選び、指値ならその数値を入力

トリガー条件とは、株価がいくらを上回ったら、もしくは下回ったら注文を出すかの株価の指定のこと。

指値注文の場合は、このトリガー条件と同額にしてしまうと約定しない可能性が高いです。

逆指値売りなら例えば150円をトリガー条件に設定したら140円を指値として設定しておきましょう。

もし150円を下回って140円よりも高い価格で買い注文があった場合は、その金額で約定するので安心です。

逆指値狩りに注意

逆指値狩りとは、逆指値売りが仕込まれているラインまで大口の注文によって株価を操作してそれらの逆指値売りを発動させることをいいます。

大量の逆指値売りが成立すればさらに株価は下がります。

これを見越して大量の空売りで株価を下げて逆指値売りの注文を狩り、利益を得るということが大口の投資家には可能なのです。

買いエントリーのタイミングや出来高などを見てどのラインに逆指値売りが仕込まれているのかが分かるため、ラインの見定めは難しくありません。

このように一時的な下落が逆指値売りに引っ掛かり、思わぬ売りをしてしまうこともあるので逆指値売り注文には慎重になるべきです。

逆指値注文で損を小さく

逆指値注文はもしもの時のために損失をなるべく小さく抑えるために使われます。

ただし、そんな損失回避の感情を利用して利益を出そうとしている投資家がいるのも事実です。

なにごとも経験なので、まずはいかに小さな損失で利益を積み重ねていくかを目指し、徐々に利幅を広げていってはいかがでしょうか。

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