株の達人は「使いこなすのが難しい」との評判を受ける株ソフト。
機能を最大限に活用出来さえすれば年間14万円の費用以上に価値がある、と言われるだけに使う人を選びます。
株の達人はどんな投資家がどんな風に使えば有益なソフトか、3つのメイン機能をそれぞれ分析しました。
目次
株の達人は活用難易度が高いとの評判
株の達人は難しいソフトだという評判を受けています。
なぜそう言われるのか。
株の達人の費用と各機能の特徴から分析します。
難易度が高く使う人を選ぶとの声
株の達人を使いこなすのは高難易度で、使う人を選びます。
株の達人の評判を調べていくと見つかるのは下図のような口コミ。
引用元:投資顧問&株情報サイトを裏分析株の達人の口コミより
株の達人は勝つための「ヒント」を与えてくれるソフト。
勝てる銘柄をそのまま教えてくれるようなサービスを求めている人には難しいサービスです。
株の達人にどんな機能があるのか、詳しく見ていきましょう。
基本機能だけでは割高な金額
株の達人は、基本的な機能だけしか使いこなせない人には割高なサービスです。
料金体系は3パターン。
- 月払い:9,900円
- 半年払い:57,200円
- 年払い:110,000円
これに加え、初期費用33,000円が必要です。
年払いの場合143,000円のコストが発生する計算になります。
このコストに対し、利用できる株の達人の機能は下図の通り。
引用元:株の達人より
【株の達人ソフトの機能一覧】
- チャート機能
- 売買サイン表示
- スクリーニング機能
各機能の大部分は無料の株情報サイトでも代替できます。
いくつかある株の達人独自の情報や機能を使いこなせない人にとっては割高なソフトになります。
チャート機能はニッチ層向け
株の達人のチャート機能は、他のサイトにはない細かい銘柄分析がしたい投資家向けです。
搭載されているテクニカル指標は60種以上。
「証券会社のツールや無料サイトのチャートでは物足りない」
「もっと細かくいろいろな指標を組み合わせて、高度なテクニカル分析がしたい」
そんな投資家の方に活用されています。
引用元:Twitter@lmzghf30より
5日株トレード法は、chocola8さんが独自に応用した売買ルール。
複雑手法を短時間で分析・検証したいテクニカル重視の投資家には嬉しいチャート機能です。
移動平均線やMACD、RSIなど他のチャートサイトでも見れるテクニカル指標で充分な投資家には不要な機能でしょう。
売買サインは自作ルール検証向け
株の達人のおまかせ売買ロボは、自作売買ルールを検証したい投資家向けです。
あらかじめ設定した一定の条件を満たしたときに、売買サインを表示してくれる「おまかせ売買ロボ」。
引用元:株の達人「おまかせ売買ロボ」より
売買ルールは、元々セットされている条件を使うことが出来るため、自作出来なくても利用は出来ます。
しかし、株の達人の評判によると既成のルールには期待できない様子。
引用元:株予想会社比較NAVI「『株の達人』の口コミ」より
一方、あらかじめ用意された売買ルールとは別に、ルールの自作と成績の検証が可能。
どのテクニカル指標を組み合わせたら勝てる手法が出来るのか、自分の投資手法の有効性を確かめたい投資家には有効なサービスです。
銘柄抽出は複雑な条件設定向け
株の達人のスクリーニングは、一般のサイトでは出来ない高度な条件設定をしたい人向けです。
銘柄抽出の条件には、他の銘柄スクリーニングサイトで設定できる
・テクニカル指標
・ファンダメンタル指標
に加え、
・ローソク足の形
の設定が可能。
各指標の中でも他のサイトにはないスクリーニングの切り口がいくつかあります。
「勝てる銘柄のスクリーニング条件は確立しているものの、これまでスクリーニングサイトをいくつも併用しないと抽出できなかった」
「これまでのスクリーニングサイトでは銘柄を絞り込みきれなかった」
など現状のスクリーニングに不満を感じている投資家には嬉しい機能です。
株の達人はこだわりの強い投資家向け
株の達人は、ニッチな機能を使って独自の投資手法を確立したい投資家向けです。
チャートやスクリーニング機能では、一般的な株サイトでは設定できないレアな指標が使えるからです。
例えば、テクニカル指標の「GMMA(Guppy Multiple Moving Average)」。
引用元:株の達人「チャート画面」より
あまり目にしない用語ですが、主にFXのテクニカル分析で活用されています。
短期的なトレンドとその勢いを読むのに活用。
テクニカル分析をメインとする投資家の方には新しい分析の切り口として有効かもしれません。
反対に一般的な投資手法で投資を行う投資家には割高なソフトになります。
株の達人を最大限活用する3つの手順
株の達人を有効に活用するには、3つの機能を存分に活用する必要があります。
活用する順番は下記の通り。
①スクリーニングで銘柄抽出
②抽出した銘柄をチャートでテクニカル分析
③おまかせ売買ロボで手法検証
①スクリーニングで銘柄抽出
他のサイトにはない指標を使って銘柄を抽出します。
いろいろな指標の組み合わせを試し、抽出された銘柄がその後思い通りの値動きをしているか観察します。
この作業を繰り返し行い、有効なスクリーニング条件を確立しましょう。
②抽出した銘柄をチャートでテクニカル分析
スクリーニング条件を確立したら、さらに抽出された銘柄のチャートも確認します。
一般的なチャートにはないテクニカル指標を組み合わせて分析できれば、これまでよりもテクニカル分析の確度が上げられるかもしれません。
③おまかせ売買ロボで手法検証
テクニカル分析の手法の有効性を検証するには「おまかせ売買ロボ」でテストします。
この3つの手順であなただけの独自手法の開発や磨き上げが可能です。
株の達人は、自分だけのオリジナル手法を開発したい人が最大限活用できるソフト。
いろいろな指標を組み合わせて検証を重ねられる人には価値があります。
株の達人は難しい投資ソフト
株の達人は、難易度が高いとの評判を受けています。
3つの機能はどれもこだわりを持って投資している人向け。
頭を使わずとも、既に提唱されている投資手法を使って勝ちたい投資家には向かないソフトです。
そんな投資家の方は、スキルも複雑な設定も不要なソフトの方が有効。
最近ではAI(人工知能)を使って大きく動く銘柄を抽出してくれる株ソフトも普及しています。
興味があれば株ソフトカテゴリーの記事を覗いてみてください。
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