【速報 2021年】
FOLIO ROBO PROを運営するFOLIOがSBIホールディングスにより買収されることが明らかになりました。
FOLIOの基盤を活用し、新しいファンドラップ「SBIラップ(仮称)」を提供開始します。参照:Yahoo!ニュース「SBI、テーマ投資&ロボアドの「FOLIO」買収」より
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FOLIO ROBO PROは「狙える利率が低い」との評判を受けています。
手数料が高く、手元に残る利益はほんのわずか。
また相場の影響を受けやすいため、コロナショックで大きく損をしたユーザーも…
ROBO PROは「投資で資産拡大」より「長期で安定した資産運用」を目指す人向けのサービスだと分かりました。
類似するサービスとの比較分析から、あなたに合ったサービスを見つけてみてください。
目次
FOLIO ROBO PROは長期堅実運用向け
FOLIO ROBO PRO(フォリオロボプロ)の評判を調査すると、長期で安定した資産運用をしたいユーザー向けだと分かります。
市場の動向に影響されて利率は小さいものの、市場全体が暴落しているときに下落幅を抑えられると言われます。
ROBO PROのサービスの特徴を利用者の評判を交えて詳しく見ていきましょう。
狙える利率が小さい
FOLIO ROBO PROでの資産運用は狙える利幅が小さいです。
実際にFOLIO ROBO PROで運用している方々のこれまでの運用実績をまとめました。
①カセキン投資部:+3.8%(2020年10月末時点)
②FOLIO ROBO PRO【運用実績】:+0.8%(2020年10月末時点)
③マネとも:+2.3%(2020年11月17日時点)
④IPOで稼ぐメカニックの株ログ:+3.17%(2020年10月末時点)
各ユーザーのこれまでの累計損益を平均すると+2.5%程度。
高配当株投資でも5%近い年利を狙えます。
そう考えると、FOLIO ROBO PROの利率は低水準と言わざるを得ません。
手数料でさらに利益縮小
FOLIO ROBO PROの手数料は預けている資産の年率1%と割高で、利益の大部分が削られます。
実際にROBO PROを利用しているQuants Manさんも同様のデメリットを感じています。
引用元:@QuantsManより
例えば、100万円をFOLIO ROBO PROに預けます。
年利3%だと年間3万円の利益。
ここから手数料で100万円の1%にあたる1万円を支払うとすると…
実質利益は2万円、Quants Manさんの言う通り利益の約33%が削られる計算になります。
仮にROBO PROが年利5%の実績を残したとしても、1%を支払えば利益の20%が手数料です。
元々の利率が低い上に、手数料で1%を支払うと実質利益はとても少ない金額になります。
【追記】2021年9月最新実績
2021年7月時点での運用開始来パフォーマンスは+27.13%と公式発表されました。
2020年1月に開始されたFOLIO ROBO PROはコロナ後の上昇相場にうまく乗って実績を伸ばしています。
上昇相場の時に運用できれば思うようにお金が増えていきそうですね。
ただしROBO PROはあまりに相場の影響を受けてしまうため、レンジ(ボックス)相場や下落相場ではむしろマイナスになる可能性もあります。
始めるタイミングの見極めが利益を伸ばすカギになりそうです。
低利率の理由は相場環境への依存
FOLIO ROBO PROの運用成績はマーケットの影響を強く受けています。
下図はROBO PROのサービス開始日2020年1月15日~10月30日までの実績とTOPIXの値動きを比較したチャートです。
引用元:folio「ROBO PRO10月実績」より
ROBO PROとTOPIXはほとんど同じ動きをしているのが分かります。
市場全体が下がれば、ROBO PROのパフォーマンスも落ち、市場全体が上がればROBO PROのパフォーマンスも上がります。
サービスを公開してから10月までのリターンは+5.56%。
しかし、TOPIXがマイナスパフォーマンスとなった2020年10月単体ではROBO PROもマイナスの成績です。
ただ、市場全体下落時の損失幅を小さくする面では有効に機能します。
下落相場の損失軽減には有効
FOLIO ROBO PROは相場の下落時に損失が抑えられるという特徴があります。
下図は運営会社FOLIOが作成した、ROBO PROと他のロボアドバイザーサービスの成績を比較した表。
引用元:note「2020年10月 FOLIOのロボアドバイザー運用実績」より
他のロボアドバイザーと比べて、「過去1か月」「過去3か月」のマイナス幅が小さいですよね。
また、TOPIXと比較すると、コロナで相場が落ち込んだ3月も市場平均より大きく下げ幅を抑えることに成功。
引用元:folio「ROBO PRO10月実績」より
AIがしっかり機能している証拠ですね。
FOLIOのROBO PROが下落相場に強いという評判は本当のようです。
引用元:Twitter@unyo43comより
引用元:Twitter@kabutoshimichiより
引用元:Twitter@toushiportal555より
ゆったりした資産運用になる
FOLIO ROBO PROの機能の1つ、「テーマ投資」は基本3か月単位で調整を行うゆったりとした運用です。
「テーマ投資」とはFOLIOが独自にカテゴライズしたテーマをユーザーが選び、そのテーマに該当する銘柄をROBO PROが自動で選んで投資を行うサービス。
テーマは
・ドローン
・人工知能
・VR
・キャッシュレス・ジャパン
など市場の注目を集めるものばかり。
中には「ペットと暮らす」や「もしバフェットが日本株を買ったら」などユニークなものもあります。
ただし、選んだテーマの入れ替えなどは基本的に3か月単位で提案を受けることになります。
テーマ投資は相場の変化に合わせた迅速かつダイナミックな資産運用は難しいサービスです。
突然の相場転換には対応できず
のんびり長期投資向けのFOLIO ROBO PROは急な相場の変化には対応できません。
2020年11月9日、米ファイザーのワクチンに90%の有効性があるとのニュースが世界中に広まりました。
コロナ鎮静化への期待から世界株高状態に。
一方その頃、FOLIO ROBO PROのポートフォリオは金の保有率が大部分を占め、株の保有比率はわずか。
世界中で株高の中、ROBO PROでは株の保有比率が低いため当然ながらユーザーの利益は増えません。
むしろ株高の時は金の価格が下落するため、利益はマイナスに。
ユーザーは自分でポートフォリオを組み替えることも出来ないので、ただ上がっていく米国株と下がっていく金の価格を見てもどかしい様子。
引用元:Twitter@QuantsManより
引用元:Twitter@_monoより
引用元:Twitter@aegより
FOLIO ROBO PROは急な相場変動には対応できないリスクがあります。
ROBO PRO類似サービス比較
FOLIO ROBO PROと同様の長期でのんびり資産運用したい投資家向けのサービスを比較すると、安定した資産運用にはFOLIO ROBO PROが一番向いていることが分かります。
下図の表に3つのロボアドサービスの特徴をまとめました。
※1:THEOの2020年10月実績は公式に公表されていないため、Twitterで見つかった利用者の10月実績を平均
※2:3社ともに預金が3,000万円を超えると手数料が0.5%に
長期的に安定した資産運用を一任したいなら、総合的に見てFOLIO ROBO PROが優秀です。
一見、サービス開始以来の実績で見るとウェルスナビが群を抜いているように見えます。
しかしサービス開始は2016年。
2020年の1月にサービス開始し、コロナ相場の影響が強く反映されているFOLIO ROBO PROの実績とは単純に比較できません。
相場下落時に下げ幅を抑えられている点から見ても、FOLIO ROBO PROが一番安定して資産運用出来ます。
FOLIO ROBO PROは長期でのんびり
FOLIO ROBO PROは長期でゆったりと資産運用したい人向けのサービスです。
評判を見ても、利益は数%で小幅。
さらに手数料が年利1%かかるため、実質利益は少なくなります。
ROBO PROはAIの仕組みで日経平均と同じようなパフォーマンスの動きをする様子。
また、ゆったりとした資産運用になるため、急な相場の動きには対応できません。
短期で大きく稼ぎたい人には向かないサービスです。
FOLIO ROBO PRO
AI予測によるダイナミックなリバランスで、運用パフォーマンスを最大化するロボアドバイザー
株式会社FOLIO
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