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FISCO AIの評判ゼロ。原因は機能の”わかりづらさ”

FISCO AIの評判がネット上に見つかりません。

ユーザーがいれば、少なからず評判が確認できるはずなのになぜ…?

この謎を探ると、サービスがわかりづらく利用すべきか判断がつかないという根本的な問題が見えてきました。

また、実績を分析するとFISCO AIは長期目線の投資家向けサービスだと判明。

短期で高いパフォーマンスを実現したい方は、記事の後半で紹介する高パフォーマンスのAIツールも検討してみてください。

FISCO AIの評判ゼロ。理由は機能のわかりづらさ

FISCO AIは利用者の評判ゼロ

FISCO AIの評判を調べても一向に実利用者の声が見られません

これはユーザーがあまりいないこととほぼ同義です。

なぜFISCO AIはユーザー数が増えないのでしょうか。

10日間の無料体験を経て感じたのは、「サービスが分かりにくく、利用するかどうかの判断材料が乏しい」ということです。

「勝てるか分からない」

サービスに興味を持ったものの、利用しなかった人の口コミでは「本当に勝てるのかわからない」との声。

「果たしてここのシステムで勝てるのか疑問です。それなりの料金も持っていかれるので慎重になります。」引用元:投資顧問&株情報サイトを裏分析より

確かに、この評判の通りFISCO AIはサービスがわかりにくく、使った方がいいのか判断がつきません。

こういったツールの利用を検討する時、一番に確認したい「実績」についても評価が難しいのが現状です。

実績が評価しづらい

FISCO AIは各銘柄ごとに勝率を表示しているものの、その数値では実績の評価ができません

FISCO AIには「ランキング」機能があり、売上の伸び率や経常利益の伸び率などをもとに銘柄を順位付けしています。

引用元:FISCO AI「通期売上高実績加速(前期比)ランキング」より
※利用規約に基づき、銘柄名は伏せています。

銘柄名や騰落率の横には「勝率」「何勝何敗」との記載がありこれがFISCO AIの実績と判断できます。

しかしこれはあくまであらかじめ設定された条件に該当してから、条件から外れるまでの株価の値動きをもとに勝敗を記録したもの。

例えば、「通期売上高実績加速(前期比)」というランキングでは、「直近3期の売上高伸び率を比較し、前々期から前期への売上高伸び率より前期から最新期への売上高伸び率の方がプラス」であればランクイン。

FISCO AIの通期売上高実績加速ランキングを図解

この条件に合致し、ランクインしてから株価が上昇方向に動いていれば勝ち(win)、下落方向に動いていれば負け(lose)と掲載されます。

単に一定の条件でスクリーニングした銘柄がその後上昇しているか下落しているかを表しているに過ぎません。

これにはAI機能は不要です。

ランキングで唯一AIを活用していると考えられる「FISCO AIロジック」も同様に評価のしようがありません。

AIロジックの説明なし

ランキングにある「FISCO AIロジック」はどんなルールに基づいて銘柄を抽出しているのか、一切説明がありません

株に関するAIソフトはどのようにAIを活用するのか、その「仕組み」がツールが使えるかどうかの大きな判断材料になります。

例えば、過去30年分の日経平均チャートデータを蓄積し、現在のチャートの形状が過去のどの場面と似ているかを分析。

値動きが類似している過去のチャートでは、その後株価が上がったのか下がったのかを教えてくれるAIツールがあります。

なるほど、チャートの形を分析して株の値動きを予測してくれるんだな、なんとなく使えそうかもと使用判断の材料になりますよね。

しかしAI活用のロジックが分からないと、本当に使えるAIツールなのか判断が困難

やはりFISCO AIは使える株ソフトなのか判断がしづらいです。

AIロジックの使い道不明

FISCO AIのAIロジックで抽出された銘柄ランキングは有効な使い道が分かりません

AIロジックのランキングで表示されるのは銘柄名と「勝敗」「株価騰落率」「累計勝敗」のみ。

FISCO AIロジックランキング 引用元:FISCO AI「AIロジックランキング」より
※利用規約に基づき、銘柄名は伏せています。

ランキングを見て、現在の株価騰落率が高い銘柄を買ったところで今後も上昇を続けるとは限りません

むしろ高値掴みをして損をするリスクもあります。

例えば、新型コロナで軒並み株価急騰したバイオ銘柄。

中にはテラ(2191)のように株価20倍以上に伸びた銘柄もあります。

しかし、株価上昇は長くは続かず、いまや最高値の3分の1の株価。

仕組み不明のロジックだけを頼りに、現状の株価上昇率が高い銘柄を買うのは危険です。

買いから手仕舞いまで1年、年利22%

FISCO AIで利益が出た銘柄の事例を見ると、手仕舞いまで1年かかり、利益は22%でした。

AIロジックランキング上位の銘柄で過去の買いサイン点灯から手仕舞いサイン点灯までの動きを確認。
※利用規約に基づき、詳細な銘柄名は伏せます。

引用元:Smart Chart PLUSより

買いサインから4か月後に一度売りのライン付近まで株価上昇しているものの、直前で反落。

日々チャートをチェックしながら売りラインに到達するのを待っている人でも、順調な株価上昇に加え、まだ手仕舞いサインが出ていないことから、このタイミングでの売り抜けは困難でしょう。

その後は株価下落のトレンドに入っており、トレンドを脱するのはさらに5か月後の8月半ば。

なんとか上昇に転じ、ようやく売り目安のラインをローソク足実体でうわ抜けます。

買いサインから1年拘束された結果取れた利益は22%。

1年間fisco aiのサービスを継続するだけで3万6千円かかるため、実質的に取れる利益はさらに少ない計算になります。

年単位の長期保有でじっくり資産を増やしたい投資家にとっては、年利22%は満足のいく数字でしょう。

しかし、スイングトレードなどの短期目線でダブルバガーなどの株価2倍以上に高騰する銘柄を狙いたい人には物足りません

FISCO AIは年単位の長期投資家向けのサービスです。

FISCO AIの料金プラン

FISCO AIの料金とプランはそれぞれ以下の通りです。

  1. FISCO AI
  2. ・サービス内容:個別株式の売買に係るシグナル情報を提供(配信)する。
    ・料金:3,240円(税込み)

  3. FISCO AI Pro
  4. ・サービス内容①:個別株式の売買に係るシグナル情報を提供(配信)する。
    ・サービス内容②:マーケット展望、個別銘柄の解説などをウィークリーレポート形式で提供する。
    ・料金:10,800円(税込み)

引用元:FISCO AI「契約締結前交付書面」より

FISCO AIのサービス一覧

FISCO AIにログインすると、表示されるのは以下の5項目です。

FISCO AIサービス一覧

①本日のマーケット
②AIで策定されたロジックによるランキング
③ファンダメンタルズランキング
④お知らせメール登録銘柄一覧
⑤ポートフォリオ

本日のマーケット

「本日のマーケット」では、

・当日の日経平均株価と前日比
・当日のTOPIXと前日比
・当日のJASDAQと前日比

を見ることができます。

ランキング(AIロジック)

「AIで策定されたロジックによるランキング」では、FISCO AIで抽出された銘柄で株価騰落率の大きい順に銘柄の順位を見ることが出来ます。

買いの状態にある銘柄ランキングでは、抽出されてからの「上昇率が高い順」に銘柄が並んでいます。

売りの銘柄ランキングでは、抽出されてからの「下落率が高い順」に並びます。

それぞれのランキング上位だからと言って、今後も上昇・下落の方向に動き続けるわけではありません。

ランキング(ファンダメンタル)

「ファンダメンタルズランキング」では、業績推移をスコア化し、ランキングにしています。

判定結果はA+~E-までの15段階。

上位ランキングと下位ランキングの両方があります。

前期比が高く、高成長中の企業を簡単に見つけることができます。

ただし、好決算直後は短期的に株価高騰後、すぐに急落する可能性もあり、高値で飛びつくのは注意が必要です。

ポートフォリオ

「ポートフォリオ」には自分の好きな銘柄を登録しておくことが出来ます。

登録の際に「取得単価」「株数」も合わせて登録することで損益管理も可能

さらに登録した銘柄のトレンドや転換サインもまとめて見ることが出来、保有株の管理に便利です。

お知らせメール

「お知らせメール」は登録した銘柄で転換サインが出たらメールで通知してくれるサービスです。

ポートフォリオから設定することが出来、保有している銘柄の売却判断材料に使うことが出来ます。

さらに未保有ながら狙っている銘柄に転換サインが出れば、新規買付のサインとしても使うことも可能です。

自動でメール通知してくれるのがいいですね。

FISCO AIは短期には向かず

FISCO AIは長期的にゆったりと資産形成したい投資家向けです。

買いサインから手仕舞いまでの期間が長く、利幅も小刻み。

高配当株投資よりももう少し高い利率を、年単位の長期目線で狙いたいという方には向いています。

一方、短期やスイングトレードで株価2倍になるダブルバガー銘柄などを狙いたい方には向きません

FISCO AIはサービスがわかりづらい

FISCO AIはサービス内容がわかりづらく、利用したほうがいいのか判断が付きにくいツールでした。

これが理由か、実利用者の評判はネット上に一切見つからずユーザーがほとんどいない可能性もあります。

ランキング機能で各銘柄ごとに記載されている「勝率」や「騰落率」もAI機能の実績を表すものではなく、スクリーニングした銘柄の株価がどう動いたのかを表しただけの数値。

AIロジックの仕組みについても解説はなく、利用したほうがいいのか判断材料が乏しいのが現実です。

大手の提供するAIツールだけに期待しましたが、利用したいという気持ちには至りませんでした。

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FISCO AIのトップページ画像

FISCO AI

AIが株価を予測し、上がる株を判定。

株式会社フィスコ

https://www.fiscoai.com/

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