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デッドクロスと株価の関係~大事なのは移動平均線の傾き

デッドクロス

デッドクロスと株価の関係、売りサインかは移動平均線の見方が重要

株価チャートのデッドクロスは売りのサイン。
株式投資をしている人や興味ある人なら、耳にしたことがある言葉だと思います。

デッドクロスをうまく活用するためには、デッドクロスと株価の関係を知ることが大切です。そして、移動平均線の見方が重要になります。

ですので、デッドクロスと株価の関係、デッドクロスにおける移動平均線の見方について解説していきます。

デッドクロスと株価の関係とは

デッドクロスは株価の下落トレンドのサインと言われています。

しかし、実際には大して株価が下がらず、すぐに上昇を始めてしまうケースも多々あります。

実はデッドクロスには良いデッドクロスとダマシと呼ばれる悪いデッドクロスがあります。

株価チャートを見ながら、説明していきましょう。

<デッドクロスの好例>
下の株価チャートは北の達人コーポレーションの日足です。

デッドクロス好例:北の達人コーポレーション

※出典:ヤフーファイナンス


緑色の5日移動平均線が赤色の25日移動平均線と青色の75日移動平均線を、角度をやや急にしながらデッドクロスしているのがわかります。

デッドクロスを売りサインと判断するには、このデッドクロスする角度が重要になります。
あまり角度がないデッドクロスだと、すぐに株価が反発してダマシになるリスクが高まります。

北の達人コーポレーションの場合、きれいに角度を付けてデッドクロスしており、その後も株価は下落トレンドとなっているのがわかりますね。

<デッドクロスの悪例>
下の株価チャートはオリックスの日足です。

デッドクロスの悪例:オリックス

※出典:ヤフーファイナンス


※緑:5日移動平均線、赤:25日移動平均線、青:75移動平均線

5日移動平均線が25日移動平均線をデッドクロスしています。
しかし、デッドクロスする際の角度が浅いことが見て取れます。

角度が浅いとダマシになるリスクが高いことの好例といえるでしょう。
株価はすぐに反発して上昇トレンドとなっています。

オリックスのチャートを見る際、もうひとつ注目する点があります。

移動平均線の傾きです。

三本の移動平均線の傾きは緩やかな右肩上がりとなっています。
これは上昇トレンドの継続を意味しています。

つまり、上昇トレンドは継続しているので、瞬間的に株価が下がってもまた値を戻す可能性が高いということです。

デッドクロスをどう活用する?

株価チャートを見て、角度のきれいなデッドクロスを発見した時、どのように活用すれば良いのかをお伝えします。

デッドクロスの活用方法は、主に次の3つになります。

・利益確定
・損切り
・空売り

デッドクロス後、下落トレンドが強くなることが予想される株価チャートを発見できれば、利益確定(損切り)後、すぐに空売りを仕掛けて利益を伸ばすことができます。

・損切りはすぐにすること。
・利益は小さくなる前に確定させること。
・トレンド転換(下落トレンド)を発見できたのなら、空売りを仕掛けること。

デッドクロスを見つけた場合、あなたの状況によってこの3つの方法を活用できれば、利益につなげられる可能性が高まることでしょう。

「売りは買いよりも難しい」とよく言われます。
これは株価が上昇していて、少し下がっても反発してまだ上昇すると思う人が多いからです。(正確にはまだ上昇してくれと思う人が多いから)

デッドクロスは、その売り判断をサポートしてくれるチャートパターンです。

上手に活用していけることを願っています。

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