BNF氏の手法 乖離率逆張りと順張りのスイングトレードを解説

ジェイコム男ことBNF氏の投資手法は一線を退いた今もなお多くの投資家によって語り継がれ、参考にされています。

誰でも実践しやすいシンプルな手法ながら、狙えるリターンが大きいからです。

BNF氏の代名詞とも言える「逆張りスイング手法」と知名度は低いながらも上昇相場で取り入れたい「順張りスイング手法」をそれぞれ詳しく解説します。

BNF氏の投資手法2パターンの実践法 相場によって使い分ける

BNF氏の投資手法の変遷

ジェイコム男ことBNF氏は相場の状況によって大きく2種類の投資手法を使い分けていました。

  1. 下落相場では逆張りのスイングトレード
  2. 上昇相場では順張りのスイングトレード

手法は驚くほどシンプルです。しかしシンプルながら理に適った手法で現物取引のみで驚異の資産推移を実現しています。

2002年までは逆張りスイングトレード

BNF氏は資産1億円を達成する2002年頃までは「短期移動平均線と株価の乖離率を見た逆張りのスイングトレード」という投資手法で取引を行っていました。

逆張りで反発地点をあらかじめ予想して絶妙なタイミングでエントリーすることで、期待できる利益幅を最大化するためです。

既に株価の上がっている銘柄に順張りで飛びつくと、利益獲得は出来ても利幅1~6%の細かい利益になってしまいます。
逆張りでエントリーする方が効率良くトレードできるのです。

現に急速に資産を拡大したBNF氏は信用取引は使わず現物取引しか行っていません。

BNF氏の資産推移

  • 2000年10月:164万円
  • 2000年末:280万円
  • 2001年:6100万円
  • 2002年:1億円
  • 2003年:2億7000万円
  • 2004年:10億円
  • 2005年:80億円
  • 2006年:150億円
  • 2007年:165億円
  • 2008年:200億円、不動産投資を開始
  • 2021年:2,000億円?

2021年現在でも多くのトレーダーに参考にされており、相場での有効性の高い手法です。
引用元:Twitter@arigatou460sanより

引用元:Twitter@do_kabuより

2003年からは順張りスイングトレード

資産が2~3億円に達した2003年ころからは「順張りのスイングトレード」に投資手法を切り替えます。

これは市場全体が下落相場から上昇相場に転換したためです。

上昇相場では落ちてくるナイフを掴む必要がなく、上昇している銘柄に飛び乗るだけで利益が稼げます。

匿名掲示板の2ちゃんねる(現5ちゃんねる)では、「上げ相場でアホになって順張りして儲けた」と話しています。引用元:5ちゃんねる【株の天才】B・N・F 【資産は2億ほど】より

リーマンショック以降は再び逆張り

順張りトレードは上昇相場で効果を発揮した手法のため、リーマンショック以降の暴落・下落相場では再び逆張りスイング手法に戻ったのではないかとの見方もあります。

BNF氏が2021年もトレードを続けていれば現在は42歳。

当時のような瞬発力や集中力が続く状態かはわかりません。
もしかすると自身の年齢や資産効率を考慮して、まだまだ投資手法をアレンジしているかもしれません。

下げ相場は乖離率逆張りのスイングトレード

乖離率とは現在の株価と移動平均線が示す価格が何%離れているかを示す数値です。

逆張りで買うため、移動平均線よりも低い位置にローソク足(株価)がある銘柄を狙います。

BNF氏が見るのは25日線移動平均線と株価の関係です。

BNF氏(ジェイコム男)逆張り投資手法をチャートで解説引用元:SmartChart任天堂(7974)より

多くの投資家は株価が下がっているから怖くて買えない状況ですが、BNF氏はここに逆張りし、本来の株価に戻っていく動きで利益を獲得していきます。

主に下げ相場の時に活用できる投資手法です。

エントリーする乖離率は業種によって異なる

エントリー目安となる乖離率は大型株か新興株か、業種は何かによって異なります。

  • 薬品:約5~10%
  • 電機:約10~15%
  • 食品:約7~10%
  • ハイテク:約10~15%
  • 化学:約7~10%
  • 証券:約5~10%
  • ※大型株の目安

また、大型株の値動きは米国市場の影響を強く受けるため、底打ちの判断材料の1つに米国市場の調子の良さも組み込んでいます。

逆張りエントリーの根拠5つ

BNF氏いわく、移動平均線乖離率を見て銘柄を決めたら、以下の5つを見てエントリータイミングを見計らいます。

  1. 過去の反発地点の乖離率
  2. 出来高
  3. ボリンジャーバンド
  4. 相場状況
  5. 米国市場

上3つはテクニカルの部分です。
①該当銘柄のチャートを見て、過去に株価反発している地点では乖離率が何%か
②過去の反発タイミングの出来高は反発前・反発日・反発後でどのように推移してるか
③ボリンジャーバンドが-2,3σにタッチしているか

一方下2つはファンダメンタルな部分です。
④日本株市場全体が底打ちそうな雰囲気をしているか、
⑤米国の株式市場は好調か、底打ちそうか

エントリーの根拠は多ければ多いほど反発の信頼性も上がるため、複数根拠を確認しましょう。

利確ポイントは乖離率0%地点

BNF氏が得意とする移動平均線乖離率を使った逆張りスイングの場合、利確はローソク足と移動平均線が重なる地点です。

つまり乖離率が0%となる地点。

非常にシンプルで分かりやすい投資手法ですね。

ただしエントリーする際の乖離率が30%の場合は、乖離率15%ぐらいまで値を戻したら利確。

その後、より乖離率の大きい銘柄に移る方が効率の良いトレードが出来ます。

想定外の動きなら迅速に損切り

BNF氏いわく損切りは判断の早さが重要だと言います。

損小利大の精神で大きく資産を増やしてきたBNF氏。

以下は2004年当時2ちゃんねるに書き込まれたBNF氏のコメントです。

私の感覚ではただでも乖離のきつい株がダウやナスの下げなどで
朝から結構売られてれば、そこで買っても損切り早ければそんなにリスクを感じません。引用元:2ちゃんねる(現5ちゃんねる)【株の天才】B・N・F 【資産は2億ほど】より

想定しない値動きになった時、すぐに損切りの判断ができれば例え逆張りの手法でもリスクを感じません。

利確のポイントはもちろんのこと、エントリー前にどこまで株価が逆行したら損切りするか決めておくと判断が遅れずに済みます。

高乖離率銘柄のスクリーニング方法

移動平均線乖離率が高い銘柄、特にBNF氏のように逆張りを狙える銘柄はスクリーニングを使って一目で見つけることが出来ます。

例えば、Yahoo!ファイナンスの「高かい離率(25日・マイナス)」ランキングでは25日移動平均線と現在株価の乖離率が高い銘柄から確認することが出来ます。

1つ注意したい点は高乖離率だからといって必ずしも株価が本来の水準に戻るわけではないということです。

乖離する原因となった材料を分析し、本当に戻るのかどうかを見極める必要があります。

上昇相場は順張りスイングトレード

BNF氏が行っていた順張りトレードには2つの説があります。

  1. セクターごとの出遅れ株を買う
  2. 市場の資金の流れを読んで買う

セクターごとの出遅れ株を買う
出遅れ株とは、同じセクター(業種やテーマなど)の銘柄が上昇した後につられて上昇する関連株のことです。

常に700銘柄ほどを監視し、次に動機付く銘柄を予想。

素早く初動でエントリーして売り抜ける手法です。
市場の資金の流れを読んで買う
BNF氏は出遅れ株の連れ高を狙っているのではなく、市場の資金の流れを読んでいるんだという主張もあります。

例えば相場暴落後の反転・上昇相場では以下のような流れで資金が移っていくそうです。

素材関連株→ハイテク関連株→内需関連株

この資金の流れを読み、事前に次に資金流入があるセクターの株を買っていく手法です。
引用元:株のデイトレのコツをデイトレ歴20年のおっさんが100%公開するブログ「BNFの手法を解説!BNFが雑誌の連載を持っていたのを知ってますか?おっさんがBNFの手法について話します。」より

BNF氏の手法は今でも有効

BNF氏の投資手法は経済学的な裏付けもあり、今でも有効です。

特に逆張りスイングトレード手法は細かくBNF氏の着眼点が残されており、実践しやすいです。

損小利大の精神に倣って損切り判断の練習もしつつ少額のトレードから試してみてください。

※当時の手法を100%コピーしてもうまくいくわけではありません。
実践しながら自分に合う手法にアレンジしていきましょう。

「習うより慣れろ。」
まずは少額からでもやってみることが大切です。

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